マチカネラプソディ（1986年生、母オーナーブツチ）

マチカネラプソディ（1986年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシーホーク（当時23歳）と交配したオーナーブツチが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）オーナー牧場。戦績は、中央平地23戦4勝。主な勝ち鞍は1990年の’90ブルードメアサイヤーズステークス(900万下)。

経歴

デビュー前

武邦彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

6月3日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシンキタシバツバメに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

6月18日、中1週で迎えた2戦目は、4歳400万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のホットンナスティーを半馬身振り切って2勝目を手にした。

7月22日、中4週で迎えた3戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の別府特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

4歳（1990年）

3月4日、約7か月半の休み明けで迎えた4戦目は、西浦勝一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の須磨特別（阪神芝1400m 晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

3月17日、中1週で迎えた5戦目は、5歳以上900万下の甲山特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦2勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた6戦目は、5歳以上900万下の’90ブルードメアサイヤーズステークス（阪神芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（4戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のハヤブサオーカンに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月2日、中7週で迎えた7戦目は、水無月ステークス（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（5戦3勝）。18頭立ての8番人気で17番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に入った。

7月7日、中4週で迎えた8戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、ジュライステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

5歳（1991年）

1月12日、約6か月半の休養明けで迎えた9戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の八坂特別（京都ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた10戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の木津川特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

3月3日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の瀬戸特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は武豊騎手（6戦3勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のキングゲートに3馬身の差をつけて4勝目をマークした。

3月31日、中1週で迎えた13戦目は、G2の産經大阪杯（京都芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（7戦4勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた14戦目は、松永昌博騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの陽春ステークス（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

5月12日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデG3の京阪杯（京都芝2000m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた16戦目は、グリーンステークス（京都芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は武豊騎手（8戦4勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた17戦目は、内田国夫騎手を鞍上に迎えて、テレビ愛知賞（中京芝2000m 曇/重）に出走。17頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた18戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、ジュライステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

6歳（1992年）

8月16日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた19戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、マリーンステークス（函館芝1200m 曇/不良）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンの青函ステークス（函館芝1200m 小雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

9月13日、連闘で迎えた21戦目は、UHB杯（函館芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

10月25日、中5週で迎えた22戦目は、貴船ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（9戦4勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた23戦目は、清水ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（10戦4勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。