ハヤブサオーカン（1984年生、母サンエムチドリ）

ハヤブサオーカン（1984年5月27日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のラデイガ（当時15歳）と交配したサンエムチドリが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地50戦7勝2着12回。1993年の吾妻小富士オープン(オープン)に勝利した他、1992年の谷川岳ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

戸山為夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

11月2日、デビュー戦は小島貞博騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は486kg。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。先手を奪い、リードを2馬身以上キープして、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ダイカツケンホウにアタマ差交わされて2着となった。

11月9日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のオプトウエーに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1987年）

4月12日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、4歳400万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島貞博騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したエイシングレシャスを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月26日、中1週で迎えた4戦目は、4歳400万下（京都芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小島貞博騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、勝ったトウシンビクトリーにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

5月9日、中1週で迎えた5戦目は、4歳400万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小島貞博騎手（4戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

9月12日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、小谷内秀夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下の十和田湖特別（函館芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小谷内秀夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

10月25日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は小島貞博騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のヒミノジョオーをアタマ差振り切って制した。

11月22日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の東山特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（6戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

12月26日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島貞博騎手（7戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のエルグランシャダイに1馬身3/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（1988年）

10月23日、約10か月の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小島貞博騎手（8戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は垂れてしまい15着に敗れた。

11月12日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小島貞博騎手（9戦3勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したマリンフリートにクビ差届かず2着に惜敗した。

12月11日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小島貞博騎手（10戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したホウエイソブリンを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5歳（1989年）

1月16日、中4週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の伏見特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で小島貞博騎手（11戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のネクストムービーを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

2月12日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の木津川特別（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で小島貞博騎手（12戦4勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

4月9日、中7週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の’89ブルードメアサイヤーズステークス（阪神芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で小島貞博騎手（13戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下（京都芝1600m 外回り雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で小島貞博騎手（14戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

6歳（1990年）

1月27日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、5歳以上900万下の神鍋特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で小島貞博騎手（15戦4勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3月4日、中4週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下の須磨特別（阪神芝1400m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で小島貞博騎手（16戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したハギノアルファーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

3月24日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた20戦目は、5歳以上900万下の知多特別（中京芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で小島貞博騎手（17戦4勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下の’90ブルードメアサイヤーズステークス（阪神芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で小島貞博騎手（18戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したマチカネラプソディを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月6日、中3週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下の鴨川特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で小島貞博騎手（19戦4勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で小島貞博騎手（20戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

6月9日、中2週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下の三宮特別（阪神芝1600m 雨/不良）に出走。鞍上は17戦連続で小島貞博騎手（21戦4勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテイーアンドテイーに約10馬身の大差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

6月23日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦のパールステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で小島貞博騎手（22戦5勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

10月14日、約4か月の休み明けで迎えた26戦目は、渡月橋ステークス（京都芝1400m 外回り曇/重）に出走。鞍上は19戦連続で小島貞博騎手（23戦5勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

11月18日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、ノベンバーステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

12月15日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の洛北ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（24戦5勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入った。

7歳（1991年）

1月19日、中4週で迎えた29戦目は、石清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（25戦5勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったワイドバトルにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

2月10日、中2週で迎えた30戦目は、テレビ山梨杯（東京芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島貞博騎手（26戦5勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のシンボリガルーダをアタマ差振り切って6勝目を収める

3月17日、中4週で迎えた31戦目は、G3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は柴田政人騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

5月12日、中7週で迎えた32戦目は、G1の安田記念（東京芝1600m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は小谷内秀夫騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた33戦目は、パラダイスステークス（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は小島貞博騎手（27戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったダイワゲーリックにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

6月16日、中1週で迎えた34戦目は、ハンデG3の金鯱賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（28戦6勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

11月23日、約5か月半の休養明けで迎えた35戦目は、キャピタルステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島貞博騎手（29戦6勝）。17頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた36戦目は、阪神競馬場新装記念（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は小谷内秀夫騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた37戦目は、クリスマスステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（30戦6勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したスタビライザーを差し切れず、1馬身差の2着となった。

8歳（1992年）

1月18日、中3週で迎えた38戦目は、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（31戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

3月1日、中5週で迎えた39戦目は、G2のマイラーズカップ（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島貞博騎手（32戦6勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた40戦目は、G2の中山記念（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小島貞博騎手（33戦6勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた41戦目は、ハンデ戦でオープンのマーチステークス（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小島貞博騎手（34戦6勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したマイネルヨースにクビ差届かず2着となった。

4月26日、中3週で迎えた42戦目は、谷川岳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小谷内秀夫騎手（4戦0勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、抜け出したレッツゴーターキンにクビ差届かず2着に惜敗した。

5月9日、中1週で迎えた43戦目は、シルクロードステークス（京都芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は小島貞博騎手（35戦6勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露したが、3着に終わった。

9歳（1993年）

4月4日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた44戦目は、G3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（36戦6勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

4月24日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた45戦目は、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島貞博騎手（37戦6勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた46戦目は、シルクロードステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小島貞博騎手（38戦6勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

5月16日、連闘で迎えた47戦目は、G1の安田記念（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は小谷内秀夫騎手（5戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた48戦目は、パラダイスステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（39戦6勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた49戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、吾妻小富士オープン（福島芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のウエルテンションに2馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

7月11日、中1週で迎えた50戦目は、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（40戦6勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。