レッツゴーターキン（1987年生、母ダイナターキン）

レッツゴーターキン（1987年4月26日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のターゴワイス（当時17歳）と交配したダイナターキンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地33戦7勝2着5回。1992年の天皇賞（秋）(G1)に勝利した他、1992年の有馬記念(G1)で4着に入るなど、G1級競走1勝を含む重賞3勝を挙げた。

経歴

デビュー前

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

12月10日、デビュー戦は小島貞博騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい13着に敗れた。

12月23日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

3歳（1990年）

1月13日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で小島貞博騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

4月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神芝1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で小島貞博騎手（3戦0勝）。18頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線に入ると、前で粘るラッキーデイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4月15日、中1週で迎えた5戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

4月29日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下（京都芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったオギサンフォードにねじ伏せられてハナ差の2着に甘んじた。

5月20日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のワンダーレッスルをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

7月1日、中2週で迎えた9戦目は、3歳G3の中日スポーツ賞4歳ステークス（中京芝1800m 曇/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で小島貞博騎手（6戦2勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したロングアーチにアタマ差届かず2着となった。

9月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小島貞博騎手（7戦2勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月13日、中2週で迎えた11戦目は、嵐山ステークス（京都芝3000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小島貞博騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

11月4日、中2週で迎えた12戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り雨/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。17頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

12月16日、中5週で迎えた13戦目は、オリオンステークス（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（9戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（1991年）

2月17日、中8週で迎えた14戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（10戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のメインキャスターをクビ差振り切って初の重賞タイトルをゲットした。

3月17日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデG3の中京記念（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小島貞博騎手（11戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のラッキーゲランを半馬身振り切って2つ目の重賞タイトルを手中に収めた。

4月14日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦でオープンの陽春ステークス（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小島貞博騎手（12戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

5月12日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた17戦目は、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小島貞博騎手（13戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して4番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

12月7日、約7か月の休養明けで迎えた18戦目は、阪神競馬場新装記念（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小島貞博騎手（14戦4勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

5歳（1992年）

1月5日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデG3の金杯（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で小島貞博騎手（15戦4勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた20戦目は、G2の日経新春杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小島貞博騎手（16戦4勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

2月23日、中3週で迎えた21戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

3月28日、中4週で迎えた22戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのマーチステークス（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

4月26日、中3週で迎えた23戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、谷川岳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のハヤブサオーカンをクビ差振り切って5勝目を獲得した。

5月17日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（1戦1勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して8番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

6月27日、中5週で迎えた25戦目は、テレビ愛知賞（中京芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で大崎昭一騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったワンダーレッスルに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月19日、中2週で迎えた26戦目は、小倉日経賞（小倉芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大崎昭一騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

8月9日、中2週で迎えた27戦目は、G3の北九州記念（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大崎昭一騎手（4戦1勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたヌエボトウショウ決め手に屈してクビ差の2着となった。

8月30日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデG3の小倉記念（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大崎昭一騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したイクノディクタスにハナ差届かず2着に甘んじた。

10月11日、中5週で迎えた29戦目は、福島民報杯（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大崎昭一騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では豪脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のセンゴクヒスイに3馬身の差をつけて6勝目を掴み取った。

11月1日、中2週で迎えた30戦目は、G1の天皇賞（秋）（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で大崎昭一騎手（7戦2勝）。18頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のムービースターに1馬身半の差をつけて秋の盾を手中に収めた。

11月29日、中3週で迎えた31戦目は、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で大崎昭一騎手（8戦3勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

12月27日、中3週で迎えた32戦目は、G1の有馬記念（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で大崎昭一騎手（9戦3勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

6歳（1993年）

3月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた33戦目は、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は11戦連続で大崎昭一騎手（10戦3勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。