カノヤハヤブサ（2008年生、母マルダイケイレー）

カノヤハヤブサ（2008年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋隼」。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時21歳）と交配したマルダイケイレーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は澤田嘉隆。戦績は、中央平地2戦0勝、地方11戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年のルーキーステージ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、沢田嘉隆から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、神田薫によって651万円で落札された。

九日俊光厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（2010年）

8月29日、デビュー戦は山口勲騎手を鞍上に据えて、2歳戦のルーキーステージ（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のダイジャヤマを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

10月3日、中4週で迎えた2戦目は、2歳戦のアルデバラン賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

3歳（2011年）

2月14日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた3戦目は、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 小雨/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。17頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

3月19日、中4週で迎えた4戦目は、3歳500万下のはなのき賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦1勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

4月9日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のイチザゴールドに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月23日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、3歳戦の有田焼特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のハクユウコマンダーに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月15日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の鯱の門特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のリネンハイブリットをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。

6月6日、中2週で迎えた8戦目は、3歳KJ1のDW2011九州ダービー栄城賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で山口勲騎手（7戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

12月25日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で山口勲騎手（8戦4勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

4歳（2012年）

1月9日、中1週で迎えた10戦目は、長崎街道牛津宿賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で山口勲騎手（9戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、伸びてきたコスモジュリ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

1月28日、中2週で迎えた11戦目は、クロッカス賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で山口勲騎手（10戦4勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

2月8日、中1週で迎えた12戦目は、アメジスト特選（佐賀ダート1750m 雪/不良）に出走。鞍上は12戦連続で山口勲騎手（11戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

4月15日、中9週で迎えた13戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、ダイヤモンド特選（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい6着に終わった。