ロングアドミラル（1998年生、母リュウホウ）

ロングアドミラル（1998年5月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時8歳）と交配したリュウホウが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）天羽牧場。戦績は、中央平地19戦3勝2着2回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2004年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

長浜博之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

1月28日、デビュー戦は高橋亮騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。馬体重は496kg。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、メイショウキセイに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

2月10日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルカエクセレントを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2002年）

3月10日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた3戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

3月17日、連闘で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

4月11日、中3週で迎えた5戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、加古川特別（園田ダート1400m 雨/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月13日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1700m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

7月28日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた7戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したメイショウドメニカを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

8月18日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスローバラードをクビ差振り切って久々に美酒を浴びた。

9月7日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で河内洋騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って12着に敗れた。

10月5日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の文知摺特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の勿来特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

11月10日、中2週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の浄土平特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

5歳（2003年）

11月15日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた13戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

12月7日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に敗れた。

6歳（2004年）

1月11日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、4着を確保した。

2月1日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

3月13日、中5週で迎えた18戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のマルタカサザンをハナ差振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

3月21日、連闘で迎えた19戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の伊良湖特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって9着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた20戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。