スプラッシュワン（1990年生、母アンソロジー）

スプラッシュワン（1990年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のスクラムダイナ（当時8歳）と交配したアンソロジーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）コバ牧場。戦績は、中央平地23戦1勝2着3回、地方4戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1993年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

内藤一雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

5月9日、デビュー戦は徳吉孝士騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は498kg。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

5月22日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では閃光の如き末脚を繰り出し、3着に入った。

6月13日、中2週で迎えた3戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたミナガワギャラント決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

7月4日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、インタージュノーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月31日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、伸びてきたマイネルグラシア決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

9月12日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は徳吉孝士騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のサミットグレイをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

4歳（1994年）

1月15日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入った。

2月14日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で徳吉孝士騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に敗れた。

9月11日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から24kg絞って迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は徳吉孝士騎手（5戦1勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

5歳（1995年）

4月29日、約7か月の休み明けで迎えた11戦目は、5歳以上500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（6戦1勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（福島芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で徳吉孝士騎手（7戦1勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に敗れた。

6月10日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下のニセコ特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で徳吉孝士騎手（8戦1勝）。13頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり最後はサドンデスと並んで10着同着となった。

6月25日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で徳吉孝士騎手（9戦1勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

7月2日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の積丹特別（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で徳吉孝士騎手（10戦1勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で徳吉孝士騎手（11戦1勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の万代特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で徳吉孝士騎手（12戦1勝）。18頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入り込んだ。

9月9日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で徳吉孝士騎手（13戦1勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で徳吉孝士騎手（14戦1勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に敗れた。

10月1日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で徳吉孝士騎手（15戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の胎内川特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で徳吉孝士騎手（16戦1勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた22戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

12月29日、中6週で迎えた24戦目は、西康志騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6歳（1996年）

4月13日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、一般B（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西康志騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。

5月25日、中5週で迎えた26戦目は、菅原雅文騎手を鞍上に迎えて、一般B（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったカミノタイセイから半馬身差の2着となった。

6月8日、中1週で迎えた27戦目は、一般B（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原雅文騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。