ウィンタークロス（1998年生、母ヨツヤアラシ）

Winter Cross

1998.05.30

ウィンタークロス（1998年5月30日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカリスタグローリ（当時10歳）と交配したヨツヤアラシが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡厚真町、生産者は（有）大川牧場。戦績は、中央平地16戦0勝、中央障害1戦0勝、地方12戦8勝。主な勝ち鞍は2002年の一般C1。

経歴

デビュー前

2歳のとき、富川牧場から「大崎市場サラブレッド3歳」に上場され、杉安浩一郎によって262.5万円で落札された。

吉永正人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

8月19日、デビュー戦は吉永護騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

9月23日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉永護騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた4戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

10月15日、連闘で迎えた5戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

3歳（2001年）

5月19日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉永護騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた7戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい16着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着を確保した。

7月8日、連闘で迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉永護騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり15着に敗れた。

7月28日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は徳吉孝士騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた11戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。

9月15日、中3週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

4歳（2002年）

4月24日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、一般C2（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のクールガイをクビ差制して待望の初勝利を挙げた。

5月15日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で牧野孝光騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のセンタースパニオンに1馬身半の差をつけて制した。

6月5日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で牧野孝光騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のチトセノーザンに1馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

6月19日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で牧野孝光騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のバスケットボーイに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月3日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で牧野孝光騎手（4戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のコスモプレジャに1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

7月24日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で牧野孝光騎手（5戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で牧野孝光騎手（6戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のナンゴクトップランに半馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月21日、中0週で迎えた20戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で牧野孝光騎手（7戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のナンゴクトップランをハナ差制して勝利を手に入れた。

9月18日、中3週で迎えた21戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で牧野孝光騎手（8戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のタカクマレンザンに2馬身の差をつけて優勝

10月20日、中4週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は田面木博公騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

11月17日、中3週で迎えた23戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の須賀川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では決め手が足りず15着に終わった。

5歳（2003年）

4月6日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた24戦目は、藤井正輝騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。14着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた25戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

4月27日、連闘で迎えた26戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

11月26日、約7か月の休み明けで迎えた27戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた28戦目は、後藤孝鎮騎手を鞍上に迎えて、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

6歳（2004年）

1月2日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1 C2（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤孝鎮騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。