ウエディングサクラ（2009年生、母ミスヴィーナス）

ウエディングサクラ（2009年5月29日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシルバーチャーム（当時15歳）と交配したミスヴィーナスが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は清水貞信。戦績は、地方26戦4勝2着5回。2012年のひまわり賞(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、清水貞信から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

平澤芳三厩舎（盛岡）へ入厩。

2歳（2011年）

7月31日、デビュー戦は南郷家全騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフューチャー（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は443kg。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

8月27日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るカネショウポパイを上がり1位の末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

10月3日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた4戦目は、2歳戦のホープフル（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で南郷家全騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のホープフル（盛岡芝1000m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で南郷家全騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた6戦目は、2歳戦のホープフル（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で南郷家全騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

11月14日、連闘で迎えた7戦目は、2歳戦のホープフル（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で南郷家全騎手（6戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったコウギョウクロスにねじ伏せられて3/4馬身差の2着となった。

11月27日、中1週で迎えた8戦目は、2歳戦のホープフル（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で南郷家全騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るファイアースカイを次元の違う末脚で半馬身差し切って2勝目を手に入れた。

12月11日、中1週で迎えた9戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の寒菊賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したエスプレッソにハナ差届かず2着となった。

3歳（2012年）

1月2日、中2週で迎えた10戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の金杯（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

4月30日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の日高賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。

5月19日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の葉牡丹レース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の岩手ダービーダイヤモンドカップ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦の十薬レース（水沢ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦のウイナーカップ（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

7月14日、中1週で迎えた16戦目は、3歳B1（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で陶文峰騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したファイアースカイを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

7月29日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のひまわり賞（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で陶文峰騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったミキノウインクに詰め切れず、約10馬身差の2着に敗北した。

8月16日、中2週で迎えた18戦目は、3歳戦のサファイア賞（盛岡芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で陶文峰騎手（6戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

9月10日、中3週で迎えた19戦目は、YOSAKOIみずさわレース（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で陶文峰騎手（7戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったサダチカガーベラを3/4馬身捉え切れず2着となった。

9月22日、中1週で迎えた20戦目は、南部杯カウントダウンあと16日（盛岡ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で陶文峰騎手（8戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた21戦目は、iちゃんねる賞（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で陶文峰騎手（9戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた22戦目は、久慈地方産業まつりレース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で陶文峰騎手（10戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るグラスシューターを鬼脚で3/4馬身差し切って3勝目を挙げた。

11月3日、中1週で迎えた23戦目は、もりおか短角牛レース（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で陶文峰騎手（11戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた24戦目は、夏油高原温泉郷レース（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で陶文峰騎手（12戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のフェルマグリオを3/4馬身振り切って制した。

12月2日、中1週で迎えた25戦目は、ひいらぎ賞（水沢ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は14戦連続で陶文峰騎手（13戦2勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

12月15日、中1週で迎えた26戦目は、北上コロッケレース（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は15戦連続で陶文峰騎手（14戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。競走中止となった。