クライミングリリー（2018年生、母コンテスティッド）

クライミングリリー（2018年3月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「花名より。花言葉は『栄光』、『勇敢』」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時16歳）と交配したコンテスティッドが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額6,000万円（150万×40口）で一口馬主が募集された。

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

11月1日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

3歳（2021年）

2月27日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るフクノグラーティアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

9月19日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のカランドゥーラを半馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

4歳（2022年）

1月8日、中3週で迎えた5戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したヴィオリーナにハナ差届かず2着に甘んじた。

5月15日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスのテレ玉杯（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

7月2日、中6週で迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラスの洞爺湖特別（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のオブデュモンドに1馬身1/4の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月30日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上3勝クラスのSTV賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（4戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

11月13日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上3勝クラスのユートピアステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に敗れた。

5歳（2023年）

1月21日、中9週で迎えた10戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの初富士ステークス（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

3月19日、中7週で迎えた11戦目は、4歳以上3勝クラスのスピカステークス（中山芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したノースザワールドを差し切れず、1馬身差の2着となった。

5月14日、中7週で迎えた12戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの弥彦ステークス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に敗れた。

7月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのSTV賞（札幌芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたサンストックトン決め手に屈してクビ差の2着となった。

8月26日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上3勝クラスの2023ワールドオールスタージョッキーズ第2戦（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

12月24日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、3歳以上3勝クラスのサンタクロースステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6歳（2024年）

1月20日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの初富士ステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

2024年1月31日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。