クーファピーカブー（2016年生、母ウインアンジェラス）

クーファピーカブー（2016年2月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+いないいないばあ」。毛色は栗毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時8歳）と交配したウインアンジェラスが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川島牧場。2021年のながつきステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

11月25日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

3歳（2019年）

2月16日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したサトノアイビスにハナ差届かず2着に惜敗した。

3月2日、中1週で迎えた5戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

4月14日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったタカノオージャに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

7月28日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた8戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったミキノモンテカルロに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月24日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったストームガストにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

8月31日、連闘で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中健騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

4歳（2020年）

4月30日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた11戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったジャングリオンにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

5月15日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

6月11日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のタイセイゴーディーに3馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月2日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のジョウショーカーブに1馬身1/4の差をつけて2勝目をゲットした。

7月23日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

8月12日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、セブンマイルにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月10日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（6戦2勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のカズマッカレンをハナ差振り切って優勝

11月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

5歳（2021年）

1月17日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中健騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のメルテッドハニーに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

1月30日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上2勝クラスの有田特別（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、抜け出したポートナイトサイトに半馬身届かず2着に敗北した。

2月21日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上2勝クラスの伊万里特別（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中健騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

4月17日、中7週で迎えた22戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい16着に敗れた。

6月13日、中7週で迎えた23戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの恵那特別（中京ダート1200m 小雨/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、ジゲンに交わされて3馬身差の2着となった。

7月4日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上2勝クラス（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は田中健騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るオースミムテキを上がり2位の末脚で半馬身差し切って5勝目を掴み取った。

7月24日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの越後ステークス（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は鮫島克駿騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のアスタースウィングに1馬身1/4の差をつけて6勝目を挙げた。

8月22日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデ戦でオープンのNST賞（新潟ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は田中健騎手（7戦2勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

9月25日、中4週で迎えた27戦目は、ながつきステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の心肺能力で最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、伸びてきたロイヤルパールス決め手に屈してクビ差の2着となった。

10月23日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、大阪スポーツ杯（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中健騎手（8戦2勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は勢いを失って15着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた29戦目は、室町ステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（9戦2勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

6歳（2022年）

1月16日、中8週で迎えた30戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、ジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

3月20日、中8週で迎えた31戦目は、ハンデ戦でオープンの千葉ステークス（中山ダート1200m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は田中健騎手（10戦2勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

4月30日、中5週で迎えた32戦目は、天王山ステークス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（11戦2勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

6月4日、中4週で迎えた33戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、アハルテケステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。競走中止となった。

2022年6月4日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。