マコトタイセイ（2003年生、母マコトシュンレイ）

マコトタイセイ（2003年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋大成」。毛色は鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時8歳）と交配したマコトシュンレイが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は出口繁夫。戦績は、中央平地15戦0勝2着1回、地方11戦5勝2着2回。2006年のMRO金賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

10月9日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 小雨/良）に出走。馬体重は528kg。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

11月5日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたアグネスヨジゲン決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

11月27日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い脚を使えず15着に敗れた。

12月18日、中2週で迎えた4戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

3歳（2006年）

6月22日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアジサイ特別（名古屋ダート1600m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のホウライカップを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

7月13日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、3歳戦のみなと祭り特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエムエスリーダーに1馬身の差をつけて2勝目を手にした。

7月25日、中1週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞のMRO金賞（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月26日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

9月16日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

10月22日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。17頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に敗れた。

4歳（2007年）

6月30日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに18kg増やして迎えた11戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

7月21日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2400m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

8月25日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

9月23日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

10月20日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

11月10日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート2400m 雨/良）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

5歳（2008年）

3月9日、約4か月の休み明けで迎えた17戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

3月16日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

4月16日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた19戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るシルクトワイライトを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて久々に白星を挙げた。

5月5日、中2週で迎えた20戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般B2（名古屋ダート1600m 雨/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったレガルメンテに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月20日、中1週で迎えた21戦目は、一般B2（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（4戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（5戦3勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた23戦目は、一般B2（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（6戦3勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るマグマエンジェルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月25日、連闘で迎えた24戦目は、一般B2（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（7戦4勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月14日、中2週で迎えた25戦目は、一般B2（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安部幸夫騎手（8戦4勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったテラノハイリーフに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

8月5日、中2週で迎えた26戦目は、一般B2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安部幸夫騎手（9戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウガラシャを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って5勝目をゲットした。