ウィンディアン（2006年生、母アフロテンユウ）

ウィンディアン（2006年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「風の強い＋母父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時11歳）と交配したアフロテンユウが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は田鎖牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方36戦7勝2着7回。主な勝ち鞍は2009年の新穂高特別(一般C10ロ)。

経歴

デビュー前

武宏平厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

1月11日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

3月1日、中6週で迎えた2戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた3戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

5月16日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚を失くしてしまい17着に終わった。

7月5日、中6週で迎えた5戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

8月17日、中5週で迎えた6戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のブレイズカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

9月9日、中2週で迎えた7戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のゼウス特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

10月16日、中4週で馬体重を前走から28kg増やして迎えた8戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

10月23日、連闘で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

11月2日、中0週で迎えた10戦目は、一般C26（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた11戦目は、一般C28（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で児島真二騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマミマーズに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

11月23日、連闘で迎えた12戦目は、一期一会開店7周年記念（笠松ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で児島真二騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るバトルバットマンを豪快な末脚でハナ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

12月1日、連闘で迎えた13戦目は、一般C24（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で児島真二騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るストロングサークルを上がり2位の末脚で半馬身差し切って優勝

12月9日、連闘で迎えた14戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で児島真二騎手（6戦2勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

12月17日、連闘で迎えた15戦目は、新穂高特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で児島真二騎手（7戦2勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のコパノファンタメをアタマ差振り切って3勝目を手に入れた。

12月24日、連闘で迎えた16戦目は、一般C15（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で児島真二騎手（8戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

4歳（2010年）

1月4日、中1週で迎えた17戦目は、C級セレクトカップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で児島真二騎手（9戦3勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた18戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は11戦連続で児島真二騎手（10戦3勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサンレイハスラーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

2月3日、連闘で迎えた19戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で児島真二騎手（11戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアマンディーヌに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

2月10日、連闘で迎えた20戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C16（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブラストタリスマンに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月17日、連闘で迎えた21戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は児島真二騎手（12戦3勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月25日、連闘で迎えた22戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（13戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のサウザンドライツをクビ差振り切って断然人気に応えた。

3月4日、連闘で迎えた23戦目は、一般C10（名古屋ダート800m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（14戦4勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月30日、中3週で迎えた24戦目は、一般C7（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

4月7日、連闘で迎えた25戦目は、一般C6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は児島真二騎手（15戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月16日、連闘で迎えた26戦目は、一般C5（名古屋ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（16戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

4月22日、連闘で迎えた27戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（17戦4勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた28戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で児島真二騎手（18戦4勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイティーハンターを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

6月18日、中5週で迎えた29戦目は、紫陽花特別（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で児島真二騎手（19戦5勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた30戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で児島真二騎手（20戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエムティドリームに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月16日、中1週で迎えた31戦目は、あさがお特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で児島真二騎手（21戦6勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた32戦目は、一般B9 C2（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で児島真二騎手（22戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた33戦目は、はまゆう特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で児島真二騎手（23戦6勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったミススターリングをクビ差捉え切れず2着となった。

10月8日、中7週で迎えた34戦目は、一般B9（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で児島真二騎手（24戦6勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた35戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で児島真二騎手（25戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったホウライコロナに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月5日、中1週で迎えた36戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で児島真二騎手（26戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月12日、連闘で迎えた37戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で児島真二騎手（27戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したマジョリーフェアにハナ差届かず2着に甘んじた。

11月19日、連闘で迎えた38戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で児島真二騎手（28戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったディアシークレットに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月3日、中1週で迎えた39戦目は、よもぎ菊特別（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は15戦連続で児島真二騎手（29戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月10日、連闘で迎えた40戦目は、ひなぎく特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で児島真二騎手（30戦6勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

5歳（2011年）

1月27日、中6週で迎えた41戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で児島真二騎手（31戦6勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。