キークッキー（2010年生、母キーウイーク）

キークッキー（2010年5月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋クッキー」。毛色は鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時17歳）と交配したキーウイークが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は田中元寿。戦績は、中央平地10戦1勝、地方24戦7勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

3月23日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

4月24日、中4週で迎えた2戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の水晶山特別（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

5月19日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着を確保した。

6月1日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

7月17日、中6週で迎えた5戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップマスカット賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のチョウワンダーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月24日、中4週で迎えた6戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が衰えて15着に敗れた。

10月9日、中6週で迎えた7戦目は、三番叟特別（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のクーデターに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月26日、中1週で迎えた8戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

4歳（2014年）

1月6日、中9週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（4戦1勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

4月20日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の千種川特別（阪神芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

5月18日、中3週で迎えた11戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい16着に終わった。

6月21日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ハイペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって16着に終わった。

7月26日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のセイウンチカラに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

5歳（2015年）

3月9日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた14戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、西村祝早稲田精神昂揚会卒会（船橋ダート1200m 小雨/不良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

4月15日、中4週で迎えた15戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

5月7日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

6月18日、中5週で迎えた17戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、びわ賞（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のシゲルトビウオザに4馬身の差をつけて制した。

7月17日、中3週で迎えた18戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた20戦目は、閃光賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で張田昂騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサトノバーキンに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月7日、中2週で迎えた21戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、快速賞（川崎ダート900m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、エースヴィクトリアに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月9日、中4週で迎えた22戦目は、牝馬限定戦のゴイサギ賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は張田昂騎手（4戦2勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。端をきり、かなり厳しいペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、3着に入った。

10月21日、中1週で迎えた23戦目は、音速賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

11月20日、中3週で迎えた24戦目は、宇宙恐竜ゼットン杯（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（6戦2勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトゥモローウィングに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月7日、中1週で迎えた25戦目は、一陽賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田昂騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

6歳（2016年）

1月3日、中3週で迎えた26戦目は、駿逸賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田昂騎手（8戦3勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

1月22日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定戦のヒヨドリ賞（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で張田昂騎手（9戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて、最後は2着のエスシーカレントに4馬身の差をつけて7勝目をマークした。

3月1日、中5週で迎えた28戦目は、牝馬限定戦のひなまつり賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で張田昂騎手（10戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで止まることなく走り抜いたが、ミトノレオにハナ差交わされて2着に甘んじた。

3月8日、連闘で迎えた29戦目は、牝馬限定戦のツグミ賞（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で張田昂騎手（11戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエスシーカレントに9馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

4月12日、中4週で迎えた30戦目は、八重桜特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で張田昂騎手（12戦5勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

5月9日、中3週で迎えた31戦目は、かわさきホースライダー創設記念（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で張田昂騎手（13戦5勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

6月9日、中3週で迎えた32戦目は、一般B3四（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で張田昂騎手（14戦5勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた33戦目は、齊藤工監督来場記念（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で張田昂騎手（15戦5勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に敗れた。

8月1日、中4週で迎えた34戦目は、ペッパーツリー賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で張田昂騎手（16戦5勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。