サトノバーキン（2011年生、母ピサノバーキン）

サトノバーキン（2011年3月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のクロフネ（当時13歳）と交配したピサノバーキンが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方16戦0勝2着5回。

経歴

デビュー前

4歳のとき、千代田牧場から「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、ディアレストクラブによって297万円で落札された。

松田国英厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

9月28日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったダンツキャッチにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

10月20日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

12月7日、中6週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

3歳（2014年）

7月26日、約7か月半の休み明けで迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

8月23日、中3週で迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

9月20日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく14着に敗れた。

12月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から22kg増やして迎えた7戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、冬木立特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、タツノオトシゴにアタマ差交わされて2着となった。

4歳（2015年）

1月3日、中2週で迎えた8戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、初詣特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

5月11日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、立夏特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

6月10日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定戦のあやめ賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、ビーインラプチャーに交わされて3馬身差の2着となった。

6月30日、中2週で迎えた11戦目は、潮騒特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定戦の湘南江の島海の女王杯（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

8月19日、中3週で迎えた13戦目は、閃光賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったキークッキーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

9月3日、中1週で迎えた14戦目は、疾風賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山崎誠士騎手（5戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったシリカサンドに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月7日、中4週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた15戦目は、楽天競馬賞（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山崎誠士騎手（6戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

10月19日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた16戦目は、一般C1六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、ソーホワットに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

11月17日、中3週で迎えた17戦目は、一般C1七（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

12月15日、中3週で迎えた18戦目は、一般C1四（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（2016年）

6月15日、約6か月の休養明けで迎えた19戦目は、さくらんぼ特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月6日、中2週で迎えた20戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、カササギ賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

7月28日、中2週で迎えた21戦目は、怪獣酋長「ジェロニモン」杯（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増田充宏騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

9月13日、中6週で迎えた22戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、音速賞（川崎ダート900m 曇/不良）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。