ナリタドラゴン（1993年生、母メジロスイセイ）

ナリタドラゴン（1993年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時13歳）と交配したメジロスイセイが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は山下恭茂。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、地方13戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1997年の両津特別(一般B1)。

経歴

デビュー前

田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1996年）

2月17日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1200m 雪/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したトキシェーバーを差し切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月3日、中1週で迎えた2戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

3月23日、中2週で迎えた3戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

7月20日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

8月11日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月5日、中3週で迎えた6戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のセプテンバー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月28日、中2週で迎えた7戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って8着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は青木芳之騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず17着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のベストステッキ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた10戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

4歳（1997年）

5月1日、約5か月半の休養明けで迎えた11戦目は、根岸良昌騎手を鞍上に迎えて、一般B2ロ（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルカモーニングから1馬身半差の2着に敗北した。

6月1日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般B2（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた13戦目は、一般B2イ（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったヨシトップスターからクビ差の2着に甘んじた。

6月29日、中1週で迎えた14戦目は、一般B2（新潟(地)ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月5日、連闘で迎えた15戦目は、盛夏特別（新潟(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた16戦目は、一般B2イ（三条ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月18日、中3週で迎えた17戦目は、五十嵐川賞（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井忍騎手（5戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月14日、中3週で迎えた18戦目は、一般B2イ（新潟(地)ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で酒井忍騎手（6戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったヘイアンリーダーから2馬身半差の2着に敗北した。

9月23日、連闘で迎えた19戦目は、胎内特別（新潟(地)ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で酒井忍騎手（7戦0勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のスズワールドに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月4日、中1週で迎えた20戦目は、両津特別（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で酒井忍騎手（8戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のスズヒーローに半馬身の差をつけて制した。

10月20日、中1週で迎えた21戦目は、駒ヶ岳特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は根岸良昌騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。3着に終わった。