ドンコルレオーネ（2003年生、母オールハローズ）

ドンコルレオーネ（2003年6月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「映画の主人公名より」。毛色は青鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時18歳）と交配したオールハローズが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）谷川牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方29戦14勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年のたつの赤とんぼ特別(A1)。

経歴

デビュー前

河内洋厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

5月6日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は460kg。17頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず13着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた2戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

7月23日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小池隆生騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

8月13日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

9月2日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小池隆生騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。

11月2日、中8週で迎えた7戦目は、小牧毅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D7二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るプリンセスチケットを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月16日、中1週で迎えた8戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D5一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のベニノウェルダムに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月19日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上D2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るバンブーセリエを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

4歳（2007年）

1月3日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C7三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のノリノリマーヤに7馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

1月18日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るゲイリーディライトを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

2月21日、中4週で迎えた12戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトリオンフォに6馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

3月20日、中3週で迎えた13戦目は、兵庫の特産品特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（4戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエイシンカンフーを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って圧巻の7連勝を決めた。

4月4日、中1週で迎えた14戦目は、アサヒスーパードライカップ（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（5戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のベイリービッドに3馬身半の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

5月2日、中3週で迎えた15戦目は、相生ぺーロン祭特別（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（6戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るエイシンカンフーを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて驚異の9連勝を決めた。

5月15日、中1週で迎えた16戦目は、淡路島牛乳特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（7戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のランフォザバローズに1馬身の差をつけて10連勝を達成した。

6月13日、中3週で迎えた17戦目は、夕刊フジ賞（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（8戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた18戦目は、楽天競馬特別（姫路ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（9戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったゴールドフランスに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5歳（2008年）

1月22日、約7か月の休み明けで迎えた19戦目は、4歳以上A2一（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（10戦8勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

2月11日、中2週で迎えた20戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、「姫路菓子博2008」バレンタイン特別（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のトウショウサウンドをクビ差振り切って勝利数を11に伸ばす

3月5日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上A2一（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は川原正一騎手（11戦8勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた22戦目は、スプリングウインド（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（12戦8勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したマイネルカルディアを差し切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月23日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上A2二（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（13戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のノーメイクをクビ差振り切って勝利数を12に伸ばす

5月28日、中4週で迎えた24戦目は、4歳以上A2一（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（14戦9勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタイガーコールを猛烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月26日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上A1一（姫路ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（15戦10勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず3着に敗れた。

7月24日、中3週で迎えた26戦目は、たつの赤とんぼ特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（16戦10勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のタイガーコールをアタマ差振り切って優勝

10月2日、中9週で迎えた27戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の姫山菊花賞（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

10月30日、中3週で迎えた28戦目は、福崎サルビア特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（17戦11勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

7歳（2010年）

6月9日、約19か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、上村勇人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A2二（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

7月13日、中4週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた30戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で上村勇人騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上B1 B2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は川原正一騎手（18戦11勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

9月29日、中7週で迎えた32戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は上村勇人騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（19戦11勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

11月11日、中2週で迎えた34戦目は、3歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は松浦聡志騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた35戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、かえで賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。