ウエストジーニアス（2001年生、母フラッシュダンサー）

ウエストジーニアス（2001年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のデヒア（当時10歳）と交配したフラッシュダンサーが16歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土田農場。戦績は、地方27戦5勝2着5回。2004年の不来方賞(地方重賞)に勝利した他、2004年の岩鷲賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、土田農場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、岩手県馬主会によって651万円で落札された。

佐藤晴記厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2003年）

6月7日、デビュー戦は菅原勲騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフューチャー（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったソフトワルツから1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月23日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったシャンハイジャパンから半馬身差の2着に敗北した。

7月19日、中3週で迎えた3戦目は、2歳戦のビギナーズカップ（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のシャンハイジャパンに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

8月18日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦の若鮎賞（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原勲騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったシャンハイジャパンからクビ差の2着に甘んじた。

8月30日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のりんどう賞（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で菅原勲騎手（4戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のアルピナに1馬身半の差をつけて2勝目を収める

9月21日、中2週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞のジュニアグランプリ（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原勲騎手（5戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた7戦目は、2歳戦のホープフル（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原勲騎手（6戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のシャネルジョーオーに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3歳（2004年）

5月22日、約7か月半の休養明けで迎えた8戦目は、3歳戦の七時雨賞（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で菅原勲騎手（7戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の岩鷲賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で菅原勲騎手（8戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシャンハイジャパンを捕まえ切れず、6馬身差の2着に敗北した。

7月4日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦のミルキーウェイカップ（水沢ダート2000m 晴/良）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は10戦連続で菅原勲騎手（9戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったマツリダブロッコから2馬身半差の2着に敗北した。

8月1日、中3週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の不来方賞（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で菅原勲騎手（10戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマツリダブロッコを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月28日、中3週で迎えた12戦目は、エクセレント（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で菅原勲騎手（11戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のマツリダブロッコをハナ差制して5勝目をゲットした。

9月20日、中2週で迎えた13戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳G1のダービーグランプリ（盛岡ダート2000m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

10月9日、中2週で迎えた14戦目は、エクセレント（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に終わった。

4歳（2005年）

7月31日、約10か月の休養明けで迎えた15戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、エクセレント（盛岡ダート1800m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた16戦目は、エクセレント（盛岡ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で板垣吉則騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

8月27日、中1週で迎えた17戦目は、エクセレント（水沢ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で板垣吉則騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

11月4日、中9週で迎えた18戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ポルックス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた19戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、トパーズ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

5歳（2006年）

7月15日、約8か月の休み明けで迎えた20戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、エクセレント（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた21戦目は、エクセレント（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた22戦目は、エクセレント（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた23戦目は、エクセレント（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた24戦目は、エクセレント（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた25戦目は、エクセレント（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で阿部英俊騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた26戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、エクセレント（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

11月19日、中3週で迎えた27戦目は、エクセレント（水沢ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（6戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。