プロトサマニ（2018年生、母ニンフェッタ）

プロトサマニ（2018年4月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「企み+本馬の産地名より」。毛色は芦毛。種牡馬のジョーカプチーノ（当時12歳）と交配したニンフェッタが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は林時春。戦績は、中央平地14戦1勝、地方11戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2020年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

浅野洋一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

7月4日、デビュー戦は団野大成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、苛烈なペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の気力で渋太く粘り続けて、最後は2着のボイオートスをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

9月6日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

9月26日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのカンナステークス（中山芝1200m 外回り小雨/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

3歳（2021年）

5月8日、約7か月半の休み明けで迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい11着に終わった。

7月10日、中5週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラスの下北半島特別（函館芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は団野大成騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

4歳（2022年）

7月9日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた7戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

8月13日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた9戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの雷光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月15日、中5週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラスの十日町特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（2戦0勝）。18頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って15着に終わった。

5歳（2023年）

4月16日、約6か月の休み明けで迎えた11戦目は、小林美駒騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

6月18日、中8週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた12戦目は、古川奈穂騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見所を作れず14着に終わった。

9月17日、約3か月の休養明けで迎えた13戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

10月22日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。18頭立ての18番人気で3番ゲートからスタート。15着に終わった。

11月28日、中4週で馬体重を前走からさらに23kg増やして迎えた15戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（金沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ドルヴァルにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月5日、連闘で馬体重を前走から14kg絞って迎えた16戦目は、うまかつ.net金沢ジョッキー選手権14（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブレイクネックに8馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月12日、連闘で迎えた17戦目は、飲酒運転をなくしま賞（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のビーチポジティヴを半馬身振り切って断トツ人気に応えた。

12月26日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1七（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったホペロアに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

6歳（2024年）

1月17日、中2週で迎えた19戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般C3-7（高知ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のネイサンバローズに1馬身半の差をつけて順当に勝利した。

1月30日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3-5（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったレイディガンナーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

2月12日、中1週で迎えた21戦目は、岡山県吉備の温羅特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天授の負けん性を発揮してゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月20日、連闘で迎えた22戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で畑中信司騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では別次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のネイサンバローズに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月5日、中1週で迎えた23戦目は、チューリップ特別（高知ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で畑中信司騎手（4戦2勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい6着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3-2（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で畑中信司騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はデスヨネと並んで2着同着となった。

4月7日、中2週で迎えた25戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で畑中信司騎手（6戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた26戦目は、一般C3-2（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で畑中信司騎手（7戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて、最後は2着のヤマニンフェリクスを3/4馬身振り切って制した。