ヤマニンフェリクス（2019年生、母ヤマニンメルベイユ）

ヤマニンフェリクス（2019年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+幸運(ラテン語)」。毛色は栗毛。種牡馬のノヴェリスト（当時10歳）と交配したヤマニンメルベイユが18歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は錦岡牧場。主な勝ち鞍は2023年の一般C2三四。

経歴

デビュー前

栗田徹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

2月6日、デビュー戦は菅原明良騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は436kg。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

4月2日、中7週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではいいところがなく18着に敗れた。

4月24日、中2週で迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい15着に敗れた。

7月10日、中8週で迎えた5戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

8月20日、中5週で迎えた6戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

2022年8月25日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月11日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、池谷匠翔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の鴛鴦特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

11月11日、中3週で迎えた8戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の百舌鳥特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月16日、中4週で迎えた9戦目は、湯河原梅林「梅の宴」賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は池谷匠翔騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、逃げるペイシャガンを捕まえ切れず、9馬身差の2着に敗北した。

4歳（2023年）

1月3日、中2週で迎えた10戦目は、大黒天賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、4着に終わった。

1月31日、中3週で迎えた11戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、マイスターチャレンジ（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

2月13日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、一般C2三四（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るリングボーイを次元の違う末脚で半馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

2月27日、中1週で迎えた13戦目は、大甘菜賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。

3月13日、中1週で迎えた14戦目は、馬い!卵はサンサンエッグ津田沼店（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

6月12日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、紫陽花賞（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

7月3日、中2週で迎えた16戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、キャビア賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい7着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた17戦目は、三浦国際市民マラソン特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井光輔騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

8月21日、中3週で迎えた18戦目は、ナイル賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桜井光輔騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた19戦目は、伊藤裕人騎手を鞍上に迎えて、激雷賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤裕人騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた21戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、迅雷賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた22戦目は、セイロン賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（6戦1勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた23戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、アイオライトダッシュ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

12月11日、中1週で迎えた24戦目は、ヴェネツィア賞（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は伊藤裕人騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

5歳（2024年）

1月4日、中2週で迎えた25戦目は、門松賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤裕人騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

1月31日、中3週で迎えた26戦目は、一般C2五六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤裕人騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

2月27日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、塚本雄大騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた28戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で塚本雄大騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマカベウスを半馬身差し切って1着ゴールを果たした。

3月26日、中1週で迎えた29戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、ソメイヨシノ特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた30戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で西森将司騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた31戦目は、一般C3-2（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で西森将司騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したプロトサマニに3/4馬身届かず2着に敗北した。

5月5日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2-6（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で西森将司騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。