エレガンテココ（2008年生、母エイシンサイレンス）

エレガンテココ（2008年5月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「おしゃれな、優雅な（伊）＋ペット名より」。毛色は青毛。種牡馬のブラックホーク（当時14歳）と交配したエイシンサイレンスが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は城地牧場。戦績は、中央平地26戦1勝2着1回、地方13戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

2歳のとき、城地清満から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、レックスによって409.5万円で落札された。

清水美波厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

1月23日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は428kg。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着を確保した。

2月13日、中2週で迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。

5月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

5月29日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

6月25日、中3週で迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

8月20日、中7週で迎えた6戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。10着に敗れた。

4歳（2012年）

2月2日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三十四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナで最後まで踏ん張ったが、勝ったマックザナイフに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月23日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた8戦目は、一般C2九十（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた9戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮戦したが、勝ったクラウンハイパーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4月5日、中2週で迎えた10戦目は、来希君入学記念（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

4月12日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた12戦目は、2012 5ツ星お米マイスター賞（船橋ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

6月13日、中5週で迎えた13戦目は、ありがとう麻莉奈（まりひめ伝説）（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

6月19日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2六七（船橋ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（5戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2九十（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

8月7日、中4週で迎えた16戦目は、一般C2四五（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

9月13日、中4週で迎えた17戦目は、一般C2四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く粘り続けて難なく抜け出し、最後は2着のトミケンヴォーリアに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月11日、中3週で迎えた18戦目は、一般C2四五（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のジーエスマルコに5馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

11月10日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

12月8日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

5歳（2013年）

1月19日、中5週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた22戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、フレンドリーレイン特別（船橋ダート1700m 小雨/重）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

4月14日、中9週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の桑折特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

6月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田純次騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のトルークマクトをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

7月20日、中2週で迎えた25戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のいわき特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。果敢に端をきり、リードを5馬身以上キープして、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でなんとか走り抜いたが、ウインクリアビューに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

8月10日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の三面川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で17番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを5馬身以上確保して、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず17着に敗れた。

9月15日、中4週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の白井特別（中山芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい5着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎北斗騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって10着に終わった。

12月7日、中8週で迎えた29戦目は、3歳以上1000万下の幕張特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎北斗騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。端を取り切り、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた30戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の冬至特別（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

6歳（2014年）

1月18日、中3週で迎えた31戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上1000万下の立春賞（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい8着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた33戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

4月12日、中6週で迎えた34戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の野島崎特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、リードを2馬身以上確保して、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

6月14日、中8週で迎えた35戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のHTB杯（函館芝1800m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた36戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下のかもめ島特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた37戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のいわき特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

9月28日、中8週で迎えた38戦目は、3歳以上1000万下の寺泊特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（5戦0勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、リードを2馬身以上保って、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた39戦目は、3歳以上1000万下の三春駒特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。