クラウンハイパー（2008年生、母ウイニングビーナス）

クラウンハイパー（2008年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名（王冠）＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のカオリハイパー（当時10歳）と交配したウイニングビーナスが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は宮崎県、生産者は田上勝雄。戦績は、中央平地4戦0勝、地方12戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は2012年の2012 5ツ星お米マイスター賞(一般C2)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、田上勝雄から「九州1歳市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

松永康利厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

8月21日、デビュー戦は千葉直人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

3歳（2011年）

1月23日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

3月19日、中7週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

4月19日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイトアネモネ特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったミヤサンキューティに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

5月29日、中5週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた5戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の仙水峡特選（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

9月25日、約4か月の休み明けで馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた6戦目は、3歳KJ2のロータスクラウン賞（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り5着に敗れた。

12月14日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったヒタタレに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

4歳（2012年）

1月7日、中2週で迎えた9戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、4歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2十三十四十五（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ゴールドリーダーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

2月10日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2十二十三（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、厳しいペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた12戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、未来賞（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、緩やかなペースで一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、ドリームサンセールに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

3月14日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2九十（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。前に出て、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばしてあっさりと抜け出し、最後は2着のエレガンテココに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月10日、中3週で迎えた14戦目は、稲妻特別（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったバンダに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月3日、中2週で迎えた15戦目は、2012 5ツ星お米マイスター賞（船橋ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシゲルコモンをクビ差振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

6月16日、中5週で迎えた16戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 雨/良）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。