バンダ（2008年生、母シュンラン）

バンダ（2008年3月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「蘭の一種」。毛色は栗毛。種牡馬のキングヘイロー（当時13歳）と交配したシュンランが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（有）登別上水牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方43戦5勝2着9回。主な勝ち鞍は2012年の稲妻特別(一般C2)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、上水牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

田中正二厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2010年）

5月20日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。馬体重は464kg。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい7着に敗れた。

6月1日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のルーキーチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のモエレティアラに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

6月29日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（1戦1勝）。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり5着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川島洋人騎手（2戦1勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

8月5日、中2週で迎えた5戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた6戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は川島洋人騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

12月1日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

12月21日、中2週で迎えた8戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

3歳（2011年）

1月20日、中3週で迎えた9戦目は、田中力騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の風波スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

2月24日、中4週で迎えた10戦目は、3歳（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中力騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

5月5日、中9週で迎えた11戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のデネブ特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず6着に終わった。

6月2日、中3週で迎えた12戦目は、一般C3-1（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は川島洋人騎手（4戦1勝）。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず3着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた13戦目は、チューベローズ特別（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3-2（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島洋人騎手（6戦1勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、ベルガマスクに交わされて4馬身差の2着となった。

7月14日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3-2（門別ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で川島洋人騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったベルガマスクを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

7月28日、中1週で迎えた16戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、JAとまこまい広域メロン特別（門別ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のサクラフジビューを半馬身振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

8月23日、中3週で迎えた17戦目は、松葉牡丹特別（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は川島洋人騎手（8戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、クラジェントリラブに交わされて2馬身半差の2着に敗れた。

9月11日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ伸び切れず16着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた19戦目は、浜頓別町クッチャロ湖白鳥初飛来特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は川島洋人騎手（9戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2-2（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（10戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のメイショウサンデーに1馬身の差をつけて順当に勝利した。

10月27日、中1週で迎えた21戦目は、北海道競馬記者クラブ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた22戦目は、北海道米「ゆめぴりか」特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は川島洋人騎手（11戦2勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったボスビアーにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

12月22日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十十一（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

4歳（2012年）

1月7日、中1週で迎えた24戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五十六十七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

1月27日、中2週で迎えた25戦目は、一般C2十三十四十五（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のグランデボスを3/4馬身振り切って4勝目を手に入れた。

2月6日、中0週で迎えた26戦目は、牝馬限定戦のスズガモ賞（船橋ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、少し速いペースで一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

3月12日、中4週で迎えた27戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったマキシマスにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

3月21日、連闘で迎えた28戦目は、一般C2八九十（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた29戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、稲妻特別（川崎ダート900m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のクラウンハイパーに3馬身の差をつけて優勝

4月30日、中2週で迎えた30戦目は、一般C1三四（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（5戦1勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた32戦目は、浮き城のまち行田賞（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（6戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで止まることなく走り抜いたが、スパンキーボスに交わされて3馬身差の2着となった。

6月15日、中2週で迎えた33戦目は、一般C1四（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サイレントドンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

7月3日、中2週で迎えた34戦目は、下野王啓&中村彰宏はっぴいばぁすでぇ記念（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた35戦目は、一般C1五（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（8戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

8月20日、中3週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた36戦目は、一般C1六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

9月7日、中2週で迎えた37戦目は、一般C1五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたモデストレディー決め手に屈してクビ差の2着となった。

10月9日、中4週で迎えた38戦目は、一般C1六（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（9戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったトキノローズに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月16日、連闘で迎えた39戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（10戦1勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

12月19日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた40戦目は、一般C1五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

5歳（2013年）

1月3日、中1週で迎えた41戦目は、牝馬限定の一般C2（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

1月30日、中3週で迎えた42戦目は、よみうりランド賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた43戦目は、一般C2三（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（11戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい12着に敗れた。

2月25日、中1週で迎えた44戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（12戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。