ベルガマスク（2007年生、母ノースドール）

ベルガマスク（2007年3月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「組曲名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時7歳）と交配したノースドールが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方33戦15勝2着7回。2011年の道営スプリント(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松山将樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

12月12日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。馬体重は424kg。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

3歳（2010年）

3月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に敗れた。

4月19日、中5週で迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

10月12日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から42kg増やして迎えた4戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、一般C3-6（門別ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、リードを2馬身以上確保して、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、セイウンノーブルに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

10月27日、中1週で迎えた5戦目は、一般C3-5（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のパシコエミリに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月11日、中1週で迎えた6戦目は、一般C3-3（門別ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のラヴノイキオイに1馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月17日、連闘で迎えた7戦目は、一般C3-2（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4歳（2011年）

4月3日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg減らして迎えた8戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

5月19日、中6週で馬体重を前走から32kg戻して迎えた9戦目は、一般C4-1（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では卓抜な伸びを見せたが、マキハタファントムに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

6月2日、中1週で迎えた10戦目は、一般C4-1（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るスペシャルドールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

6月16日、中1週で迎えた11戦目は、チューベローズ特別（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（6戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したオンワードシュネルを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

6月30日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3-2（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（7戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るバンダを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

7月14日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3-2（門別ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（8戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のバンダを3/4馬身振り切って断トツの支持に応えた。

7月26日、中1週で迎えた14戦目は、静内ライオンズクラブ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で五十嵐冬樹騎手（9戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスペシャルドールに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

8月9日、中1週で迎えた15戦目は、アルーダ日高西部特別（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で五十嵐冬樹騎手（10戦6勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のチコネーに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月30日、中2週で迎えた16戦目は、「がんばれ!ホッカイドウ競馬」特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で五十嵐冬樹騎手（11戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサクラインスパイアに7馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

9月14日、中1週で迎えた17戦目は、Aiba琴似開設2周年記念特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で五十嵐冬樹騎手（12戦8勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレッドライオンに5馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

10月6日、中2週で迎えた18戦目は、地方重賞の道営スプリント（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で五十嵐冬樹騎手（13戦9勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月28日、中7週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた19戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C1十（大井ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のロンシャンホープに2馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

12月31日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた20戦目は、一般C1六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦1勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

5歳（2012年）

1月17日、中1週で迎えた21戦目は、雪晴特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、エクスプロージョンに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

2月17日、中3週で迎えた22戦目は、朧月特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のボニータシチーに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

3月7日、中2週で迎えた23戦目は、陽炎特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦2勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、伸びてきたエクスプロージョン決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

3月28日、中2週で迎えた24戦目は、うみへび座特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（5戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて、最後は2着のアールルイスに3馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

5月7日、中5週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた25戦目は、オープス中郷賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で坂井英光騎手（6戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

6月4日、中3週で迎えた26戦目は、ムーンストーン賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で坂井英光騎手（7戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では僅かずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のコウヨウタレイアをハナ差振り切って勝利を手に入れた。

7月11日、中4週で迎えた27戦目は、ポートサイド賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で坂井英光騎手（8戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、伸びてきたオリヅル決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

7月30日、中2週で迎えた28戦目は、ペッパーツリー賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で坂井英光騎手（9戦4勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

8月27日、中3週で迎えた29戦目は、サードオニキス賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で坂井英光騎手（10戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって8着に敗れた。

11月1日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた30戦目は、ひろおサンタメール特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（14戦9勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

12月31日、中8週で馬体重を前走から36kg絞って迎えた31戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、カウントダウン2013賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

6歳（2013年）

3月4日、中8週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた32戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、春水特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のデプラータに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

3月29日、中3週で迎えた33戦目は、スターロード賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したメッシに半馬身届かず2着に敗北した。

7月29日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた34戦目は、アンタレス賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた35戦目は、シューティングスター賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、平均的なペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

9月16日、中4週で迎えた36戦目は、銀の匙×TCK記念（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で本橋孝太騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

10月14日、中3週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた37戦目は、サンクスナイト賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で本橋孝太騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のワールドステルスに1馬身の差をつけて制した。