シャンブル（2018年生、母クラリネット）

シャンブル（2018年4月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「部屋(仏)。進化の思いを乗せて」。毛色は青鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時17歳）と交配したクラリネットが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は下河辺牧場。2023年のコールドムーンステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、下河辺牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、CHEVALATTACHEによって3,456万円で落札された。

吉村圭司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

11月28日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は496kg。17頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

12月27日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3歳（2021年）

1月23日、中3週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

3月20日、中7週で迎えた4戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のコーラスケイトに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

4月11日、中2週で迎えた5戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい11着に終わった。

7月4日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に終わった。

8月28日、中7週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

10月24日、中7週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラスの柏崎特別（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西村淳也騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では長く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のメモリーエフェクトを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

12月18日、中7週で迎えた9戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの甲東特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

4歳（2022年）

2月20日、中8週で迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、伸びてきたサトノラムセス決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

3月13日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラスの小豆島特別（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

5月1日、中6週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のオメガロマンスを半馬身振り切って優勝

8月27日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上3勝クラスの長岡ステークス（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（3戦1勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、4着を確保した。

9月18日、中2週で迎えた15戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの納屋橋ステークス（中京芝1600m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

11月19日、中8週で迎えた16戦目は、H.H.ドイル騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの秋色ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

5歳（2023年）

1月14日、中7週で迎えた17戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの壇之浦ステークス（小倉芝1800m 小雨/重）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は失速してしまい12着に終わった。

2月19日、中4週で迎えた18戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの武庫川ステークス（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上3勝クラスの豊橋ステークス（中京芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で角田大河騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

5月7日、中6週で迎えた20戦目は、4歳以上3勝クラスの湘南ステークス（東京芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい6着に終わった。

6月25日、中6週で迎えた21戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの甲州街道ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

9月23日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上3勝クラスの大阪スポーツ杯（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入った。

10月15日、中2週で迎えた23戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのテレビ静岡賞（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

11月25日、中5週で迎えた24戦目は、T.マーカンド騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのシャングリラステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のバグラダスを半馬身振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

12月17日、中2週で迎えた25戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、コールドムーンステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦し、3着に入り込んだ。

6歳（2024年）

2月11日、中7週で迎えた26戦目は、バレンタインステークス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

3月30日、中6週で迎えた27戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、ポラリスステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

5月4日、中4週で迎えた28戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、越後ステークス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

9月10日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた29戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、セプテンバー賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

9月30日、中2週で迎えた30戦目は、マイルグランプリトライアル（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤洋一騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。