ナイキアステップ（2007年生、母ナイキアクトレス）

ナイキアステップ（2007年5月5日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時20歳）と交配したナイキアクトレスが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はレースホース牧場（株）。戦績は、地方38戦16勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年の豊玉賞(一般C2四五)。

経歴

デビュー前

蛯名雄太厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2010年）

11月30日、デビュー戦は真島大輔騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は442kg。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤマジュンモガミに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5歳（2012年）

3月5日、約15か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた2戦目は、一般C3七（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンマルキングに3馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

4月16日、中5週で迎えた3戦目は、一般C3九十十一（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦2勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のダイヤマドンナに4馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

5月7日、中2週で迎えた4戦目は、一般C3九十十一（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦3勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のテイスティマーベに3馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

6月5日、中3週で迎えた5戦目は、一般C3六七（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（4戦4勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて、最後は2着のヤマノライジンをクビ差振り切って土付かずの5連勝を決めた。

6月28日、中2週で迎えた6戦目は、一般C3四五六（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で真島大輔騎手（5戦5勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカミノランナーに1馬身半の差をつけて無傷の6連勝を決めた。

8月1日、中4週で迎えた7戦目は、一般C3三四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で真島大輔騎手（6戦6勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力でジリジリと辛抱強く粘り込んで、最後は2着のゴーゴーサスケを半馬身振り切って無傷の7連勝を決めた。

11月30日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、ハンデ戦の3歳C3（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で真島大輔騎手（7戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のカズノハンターをアタマ差振り切って無傷の8連勝を決めた。

6歳（2013年）

1月24日、中7週で迎えた9戦目は、一般C3一二（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で真島大輔騎手（8戦8勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

2月20日、中3週で迎えた10戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（大井ダート1400m 晴/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

4月12日、中6週で迎えた11戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C3二三（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

5月16日、中4週で迎えた12戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（大井ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた13戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のエドノリージェントを3/4馬身振り切って9勝目を手中に収めた。

8月2日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、一般C3一二三（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、ワイエスハクサンに半馬身交わされて2着となった。

8月15日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3三四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で楢崎功祐騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のモエレティアラに1馬身3/4の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月20日、中4週で迎えた16戦目は、一般C3一二（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で楢崎功祐騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のワイエスハクサンに3馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

10月16日、中3週で迎えた17戦目は、一般C2十十一（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で楢崎功祐騎手（4戦3勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のライングランをクビ差振り切って断トツの支持に応えた。

11月25日、中5週で迎えた18戦目は、一般C2六七（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で楢崎功祐騎手（5戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したコスモジブリルにクビ差届かず2着に甘んじた。

7歳（2014年）

1月24日、中8週で迎えた19戦目は、一般C3一二三（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で楢崎功祐騎手（6戦4勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、不撓の闘志でジリジリと辛抱強く粘り込んで、最後は2着のローレンダンサーに1馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

2月28日、中4週で迎えた20戦目は、一般C3一二三（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で楢崎功祐騎手（7戦5勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るビービーグラードを上がり3位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月24日、中7週で迎えた21戦目は、一般C2十二十三（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で楢崎功祐騎手（8戦6勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るキングビジョンを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月3日、中5週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた22戦目は、一般C2七八九（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で楢崎功祐騎手（9戦7勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた23戦目は、一般C2六七（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で楢崎功祐騎手（10戦7勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

11月24日、約5か月の休み明けで迎えた24戦目は、豊玉賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るロイヤルヴィグラスを半馬身差し切って久々の実戦をモノにした。

8歳（2015年）

1月20日、中7週で迎えた25戦目は、一般C2六七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は勢いを失って10着に敗れた。

2月23日、中4週で迎えた26戦目は、一般C2七八（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は楢崎功祐騎手（11戦7勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

3月16日、中2週で迎えた27戦目は、一般C2七八（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（12戦7勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

4月21日、中4週で迎えた28戦目は、一般C2八九十（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で楢崎功祐騎手（13戦7勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったケージーイチバンにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

5月18日、中3週で迎えた29戦目は、一般C2六七（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で楢崎功祐騎手（14戦7勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2五六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で楢崎功祐騎手（15戦7勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

6月23日、中2週で迎えた31戦目は、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で楢崎功祐騎手（16戦7勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた32戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、小暑特別（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

7月27日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、へびつかい座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

9月16日、中6週で迎えた34戦目は、水彩都市・江東特別（大井ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて10着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた35戦目は、一般C1八 C2三（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（4戦1勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた36戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四五（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく9着に敗れた。

11月1日、中2週で迎えた37戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた38戦目は、一般C1十 C2四（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。