サクラライナー（2009年生、母サクラエニータイム）

サクラライナー（2009年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋空中を低く直線的に飛ぶ打球」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラチトセオー（当時19歳）と交配したサクラエニータイムが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）新和牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方27戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2012年の一般C1四。

経歴

デビュー前

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

8月7日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は484kg。17頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

12月10日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に終わった。

3歳（2012年）

3月11日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の東日本大震災復興支援（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

3月25日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、3歳B3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったチェリールージュに詰め切れず、約13馬身差の2着に敗北した。

4月3日、連闘で迎えた5戦目は、3歳B2（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は米倉知騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた6戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳B3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

5月6日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の東日本大震災復興支援（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウアリアケを次元の違う末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

5月15日、連闘で迎えた8戦目は、3歳A3（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた9戦目は、3歳B1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた10戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の東日本大震災復興支援（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた11戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、3歳B1（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

7月3日、連闘で迎えた12戦目は、3歳B4（金沢ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のストレートアウェイに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

7月10日、連闘で迎えた13戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳B1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

8月5日、中3週で迎えた14戦目は、3歳戦のいしかわ動物園ナイト・ズー杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

8月28日、中2週で迎えた15戦目は、鬼束亮騎手を鞍上に迎えて、3歳B1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた16戦目は、3歳A3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鬼束亮騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

10月14日、中4週で迎えた17戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C1九（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したモエレゴージャスを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月12日、中3週で迎えた18戦目は、北三陸冬の市レース（盛岡ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1六（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したヨハネジュニアにアタマ差届かず2着となった。

12月8日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1四（水沢ダート1600m 雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るベルモントギルダーを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

12月23日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキーズシリーズ第1戦（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

4歳（2013年）

1月3日、中1週で迎えた22戦目は、復興支援の感謝を込めて（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

1月13日、中0週で迎えた23戦目は、楽天競馬賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

3月23日、中9週で迎えた24戦目は、2014JBC盛岡開催決定（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（6戦1勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた25戦目は、一般C1三（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（7戦1勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた26戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスターサイクルに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

5月13日、中1週で迎えた27戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた28戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、早坂高原癒さレース（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

6月24日、中3週で迎えた29戦目は、一般C1三（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。