スマートエビデンス（2011年生、母マルハチリプリー）

スマートエビデンス（2011年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋科学的根拠」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時22歳）と交配したマルハチリプリーが13歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）本間牧場。主な勝ち鞍は2015年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

6月22日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は494kg。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

7月27日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

11月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

3歳（2014年）

2月22日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

3月2日、連闘で迎えた7戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったハクユウカンベエに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

3月22日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で城戸義政騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

4月12日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で城戸義政騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のキョウワメロディーを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

5月18日、中4週で迎えた10戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月29日、中5週で迎えた11戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小崎綾也騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい11着に終わった。

4歳（2015年）

2月7日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のバーニーズに1馬身半の差をつけて久しぶりの実戦を制した。

3月1日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝1200m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（2戦1勝）。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、4着に入った。

4月18日、中6週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のラジオ福島賞（福島ダート1150m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高倉稜騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り16着に敗れた。

8月1日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（5戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで崩れずに走り抜いたが、サンライズトークに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

8月22日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（6戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

10月18日、中7週で迎えた19戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のタカラジャンヌに5馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

12月27日、中9週で迎えた20戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のハッピーエンドカップ（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

5歳（2016年）

1月23日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の祇園特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって15着に敗れた。

4月30日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 小雨/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。11着に敗れた。

8月7日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の驀進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（7戦0勝）。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

11月12日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた24戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/重）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい15着に終わった。

6歳（2017年）

1月9日、中7週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた25戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の初鷹スプリント（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

2月6日、中3週で迎えた26戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の春闘賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

3月8日、中3週で迎えた27戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、ブルーウィザードに交わされて2馬身差の2着となった。

3月21日、中1週で迎えた28戦目は、川西源氏特別（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で竹村達也騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、ハタノキセキに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4月6日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上A1（園田ダート1230m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で竹村達也騎手（2戦0勝）。5頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

5月4日、中3週で迎えた30戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、コパノジョージに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5月17日、中1週で迎えた31戦目は、猪名川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は竹村達也騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた32戦目は、淡路島たまねぎ特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で竹村達也騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた33戦目は、DASH柳津・福山駅前開設4周年記念特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で竹村達也騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

7月28日、中4週で迎えた34戦目は、長谷部駿弥騎手を鞍上に迎えて、ひょうご雪姫ポーク特別（園田ダート1230m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。