シルバーステート（2013年生、母シルヴァースカヤ）

シルバーステート（2013年5月2日）は、日本の競走馬、種牡馬。馬名の意味は「銀の州、ネバダ州の愛称」。毛色は青鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時11歳）と交配したシルヴァースカヤが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地5戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2017年の垂水ステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

Ｇ１サラブレッドクラブにて総額1億円（250万×40口）で一口馬主が募集された。

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

7月11日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は470kg。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、伸びてきたアドマイヤリード決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

7月25日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクライシスに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月17日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、2歳500万下の紫菊賞（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るジョルジュサンクを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（2017年）

5月20日、約19か月半の休養明けで迎えた4戦目は、4歳以上1000万下のオーストラリアトロフィー（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で福永祐一騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のオウケンブラックに3馬身の差をつけて久しぶりの一戦を物にした。

6月24日、中4週で迎えた5戦目は、3歳以上1600万下の垂水ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で福永祐一騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り続けて、最後は2着のエテルナミノルに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。