セントセシリア（2016年生、母セシリア）

セントセシリア（2016年3月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「聖＋母名」。毛色は栗毛。種牡馬のハービンジャー（当時10歳）と交配したセシリアが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は天羽牧場。戦績は、中央平地5戦1勝。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

8月5日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は392kg。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

8月25日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーセングラートを鬼脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月1日、連闘で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦1勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

12月9日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下のつわぶき賞（中京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた5戦目は、2歳500万下の千両賞（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

3歳（2019年）

1月12日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G3のフェアリーステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

3月23日、中9週で迎えた7戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（3戦1勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

7月27日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラスの羊ヶ丘特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着を確保した。

8月3日、連闘で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に敗れた。

8月25日、中2週で迎えた11戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの千歳特別（札幌芝1500m 晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

9月15日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

11月30日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

4歳（2020年）

2月1日、中8週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラスの小郡特別（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤井勘一郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラスの合馬特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラスの刈谷特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（5戦0勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

5月24日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

6月6日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るデュアリティをクビ差だけ差し切って久しぶりに美酒を浴びた。

6月27日、中2週で迎えた19戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの湯の川温泉特別（函館芝1200m 小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

7月26日、中3週で迎えた20戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの知床特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラスのHBC賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた22戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの手稲山特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

2020年8月29日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。