デュアリティ（2016年生、母アテナブルー）

デュアリティ（2016年4月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「双対性、二重性、二元性」。毛色は鹿毛。種牡馬のグランプリボス（当時8歳）と交配したアテナブルーが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は有限会社ケンブリッジバレー。主な勝ち鞍は2020年の一般C1四五六ウ。

経歴

デビュー前

高橋義博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

12月22日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は496kg。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

3歳（2019年）

1月19日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた3戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず6着に終わった。

3月10日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた5戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に終わった。

6月2日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた8戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた9戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

8月10日、中2週で迎えた10戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山田敬士騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

9月24日、中3週で迎えた12戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴーオンハートに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月15日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1五（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパワーオブワードに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月27日、中1週で迎えた14戦目は、朔也君誕生おめでとう記念（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のストロングジェットに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月19日、中2週で迎えた15戦目は、一般B1六（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のカネトシアイリスに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月3日、中1週で迎えた16戦目は、楽天競馬はスマホでもおトクでラクラク賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で米倉知騎手（4戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のニューヨーカーに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4歳（2020年）

5月4日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた17戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五六ウ（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のスマートサヴァランに1馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

5月30日、中3週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた18戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

6月6日、連闘で迎えた19戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、セントセシリアにクビ差交わされて2着となった。

7月5日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は亀田温心騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

7月11日、連闘で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

10月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。11着に終わった。

5歳（2021年）

1月16日、約3か月半の休養明けで迎えた24戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は亀田温心騎手（3戦0勝）。18頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

2月28日、中5週で迎えた25戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

4月16日、中6週で迎えた26戦目は、菅原涼太騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四五（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月29日、中1週で迎えた27戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1200m 雨/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた28戦目は、一般C1二三（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた29戦目は、こと座特別（大井ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で西啓太騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで崩れずに走り抜いたが、勝ったケンリュウジョウにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

7月16日、中5週で迎えた30戦目は、納涼特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西啓太騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた31戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、柿の木坂賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

8月16日、中0週で迎えた32戦目は、all at once賞（大井ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田凌騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、勝ったゼネラルヴィントにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月20日、中4週で迎えた33戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、ヴァーゴ賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた34戦目は、ただいまライブ配信中!ガチすぱ!賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた35戦目は、錦秋特別（浦和ダート800m 雨/重）に出走。鞍上は本田正重騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた36戦目は、アメリカンアンバサダーカップ（大井ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

12月7日、中4週で迎えた37戦目は、カノープス賞（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は藤田凌騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた38戦目は、牝馬限定戦のウインターテール賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は西啓太騎手（4戦0勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

2021年12月28日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。