カネトシアイリス（2015年生、母カネトシリベルテ）

カネトシアイリス（2015年5月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋虹彩」。毛色は鹿毛。種牡馬のエンパイアメーカー（当時15歳）と交配したカネトシリベルテが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は小泉牧場。主な勝ち鞍は2020年のチューリップ賞(一般B2二以下牝)。

経歴

デビュー前

寺島良厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

7月8日、デビュー戦は森裕太朗騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/不良）に出走。馬体重は504kg。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず16着に終わった。

11月25日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた2戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のメイショウカグヤマに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月9日、中1週で迎えた3戦目は、一般C2八（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた4戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4歳（2019年）

3月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジオを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて優勝

4月3日、中1週で迎えた6戦目は、兼子千央騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

4月16日、中1週で迎えた7戦目は、一般C1五（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で兼子千央騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた8戦目は、鈴木太一騎手を鞍上に迎えて、一般C1九（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のイマジンピースに2馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

5月14日、中1週で迎えた9戦目は、一般B2六（金沢ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木太一騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪脚を炸裂させて、最後は2着のミキノハルモニーを半馬身振り切って4勝目を手にした。

5月21日、連闘で迎えた10戦目は、BA2以下（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木太一騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったラスカルグレイに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6月11日、中2週で迎えた11戦目は、一般B1三（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木太一騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた12戦目は、金沢ひがし茶屋街特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木太一騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

10月1日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、九谷焼ロディ杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木太一騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定戦のパンパスグラス賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は堀場裕充騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた15戦目は、池田敦騎手を鞍上に迎えて、2019JBC浦和まであと8日（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のジュエリーハンターを半馬身振り切って5勝目を掴み取った。

11月19日、中2週で迎えた16戦目は、一般B1六（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は堀場裕充騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったデュアリティに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

12月1日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定戦の級プレミアムレディス特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は鈴木太一騎手（6戦2勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き4着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた18戦目は、能登波の花賞（金沢ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木太一騎手（7戦2勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

5歳（2020年）

3月16日、約3か月の休み明けで迎えた19戦目は、牝馬限定戦のチューリップ賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木太一騎手（8戦2勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のレッドオリアナを3/4馬身振り切って制した。

3月24日、連闘で迎えた20戦目は、牝馬限定戦のゼラニウム賞（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は池田敦騎手（1戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい6着に敗れた。

5月10日、中6週で迎えた21戦目は、一般B2三（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は鈴木太一騎手（9戦3勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。