ハヤテコマチ（2000年生、母エゾノスキー）

ハヤテコマチ（2000年4月24日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のスマノヒツト（当時19歳）と交配したエゾノスキーが18歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は堀茂行。戦績は、地方18戦11勝2着2回。主な勝ち鞍は2004年のアラ系一般B2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高野牧場から「北海道9月市場アングロアラブ1歳」に上場され、石川県馬主協会によって472.5万円で落札された。

宗綱泰彦厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2002年）

9月8日、デビュー戦は蔵重浩一郎騎手を鞍上に据えて、アラ系2歳（金沢ダート900m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタカノマツを上がり0位の末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

3歳（2003年）

9月22日、約12か月半の休養明けで迎えた2戦目は、アラ系一般C2-3（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で蔵重浩一郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハッピースマノに3馬身の差をつけて久々の一戦を物にした。

10月6日、中1週で迎えた3戦目は、アラ系一般C2-2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蔵重浩一郎騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヤマノリリーに8馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

10月20日、中1週で迎えた4戦目は、アラ系一般C1-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蔵重浩一郎騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系一般C2-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蔵重浩一郎騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のミズホヒロタケを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

11月16日、中1週で迎えた6戦目は、金沢競馬売店組合八田売店特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で蔵重浩一郎騎手（5戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた7戦目は、アラ系一般C1-3（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で蔵重浩一郎騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスピードファラオに5馬身の差をつけて制した。

12月14日、中1週で迎えた8戦目は、アラ系一般C1-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で蔵重浩一郎騎手（7戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミスエルシドに7馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月28日、中1週で迎えた9戦目は、金沢競馬場売店組合レストホースピア店特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で蔵重浩一郎騎手（8戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスピードファラオに3馬身の差をつけて優勝

4歳（2004年）

3月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、アラ系一般B2（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で蔵重浩一郎騎手（9戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコズミックレイに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月11日、中2週で迎えた11戦目は、北陸コカ・コーラボトリング（株）（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で蔵重浩一郎騎手（10戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のアレスビクトリーを3/4馬身振り切って怒涛の5連勝を決めた。

6月6日、中7週で迎えた12戦目は、オパール特別（金沢ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は12戦連続で蔵重浩一郎騎手（11戦9勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、コズミックレイに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

7月6日、中3週で迎えた13戦目は、マーメイド特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で蔵重浩一郎騎手（12戦9勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた14戦目は、高蔵寺優駿会5周年記念特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で蔵重浩一郎騎手（13戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のチョウヨールビーに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月1日、中1週で迎えた15戦目は、卯辰山特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で蔵重浩一郎騎手（14戦10勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミズホリュウオーに1馬身の差をつけて優勝

8月16日、中1週で迎えた16戦目は、晩夏特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で蔵重浩一郎騎手（15戦11勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい6着に敗れた。

9月5日、中2週で迎えた17戦目は、千秋さん誕生日記念特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は17戦連続で蔵重浩一郎騎手（16戦11勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた18戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、ルビー特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したチョウヨールビーを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。