モダンバレエ（2006年生、母モダン）

モダンバレエ（2006年4月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「新しい感覚による個性的な表現を追求するバレエ。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時9歳）と交配したモダンが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）井高牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方39戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上C3一。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額945万円（4.73万×200口）で一口馬主が募集された。

野中賢二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

9月28日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

10月25日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

3歳（2009年）

1月4日、中6週で迎えた4戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた5戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

4月25日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は荻野琢真騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

6月24日、中8週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた7戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、3歳C2（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

9月9日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で板野央騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のコスモシーロに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月22日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で板野央騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で板野央騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、アンダーホクトオーに3/4馬身交わされて2着となった。

10月14日、連闘で迎えた12戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のサクラフォーカスを半馬身振り切って制した。

11月6日、中2週で迎えた13戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般E6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

11月13日、連闘で迎えた14戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、一般Eハ（高知ダート1300m 曇/重）に出走。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったアウトに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月6日、中2週で迎えた15戦目は、一般E3（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

12月12日、連闘で迎えた16戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、南関東LJCC第1戦（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に終わった。

12月19日、連闘で迎えた17戦目は、一般Eハ（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は上田将司騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた18戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、頑張れ高知競馬特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

4歳（2010年）

1月12日、中1週で迎えた19戦目は、上村勇人騎手を鞍上に迎えて、全日本新人王争覇戦第2戦（高知ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた20戦目は、一般E2（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は中西達也騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のアウトに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月5日、連闘で迎えた21戦目は、一般E2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ファンドリプライドに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月12日、連闘で迎えた22戦目は、一般Eイ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中西達也騎手（3戦1勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

2月26日、中1週で迎えた23戦目は、一般E1（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で中西達也騎手（4戦1勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた24戦目は、一般E1（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は上田将司騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい3着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた25戦目は、一般E1（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は中西達也騎手（5戦1勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

4月3日、連闘で迎えた26戦目は、鯨潮吹く太平洋特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（6戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天授のガッツでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた27戦目は、土佐茶特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中西達也騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた28戦目は、一般C3-2（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中西達也騎手（8戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るスパイシーガールを次元の違う末脚で半馬身差し切って圧倒的人気に応えた。

5月15日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2-5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中西達也騎手（9戦2勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き3着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた30戦目は、実さん!!おかえり特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で中西達也騎手（10戦2勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったグローリータンゴに詰め切れず、2馬身差の2着に敗れた。

7月16日、中6週で迎えた31戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、一般C2-4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた32戦目は、石橋守J特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は中西達也騎手（11戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトサキャロルに6馬身の差をつけて5勝目を手にした。

8月21日、中2週で迎えた33戦目は、律ちゃん誕生日特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（12戦3勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。

8月27日、連闘で迎えた34戦目は、花みょうがのてんぷら特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中西達也騎手（13戦3勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた35戦目は、松井茂雄退職記念特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中西達也騎手（14戦3勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた36戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で中西達也騎手（15戦3勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったトチオトメに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

11月7日、中3週で迎えた37戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、龍馬脱藩の道特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた38戦目は、へんろ道ウォーク特別（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は中西達也騎手（16戦3勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた39戦目は、一般C2-4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は上田将司騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた40戦目は、一般C2-2（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

5歳（2011年）

1月1日、中1週で迎えた41戦目は、七福神特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は中西達也騎手（17戦3勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず3着に敗れた。

1月17日、中1週で迎えた42戦目は、清水裕一騎手を鞍上に迎えて、全日本新人王争覇戦第2戦（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた43戦目は、土佐海援隊特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中西達也騎手（18戦3勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた44戦目は、土佐水晶文旦特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（19戦3勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた45戦目は、藤本三郎騎手を鞍上に迎えて、Tosa-Bingo騎手交流第1戦（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。