ファンドリプライド（2006年生、母ジュエルドクラウン）

ファンドリプライド（2006年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋誇り」。毛色は栗毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時5歳）と交配したジュエルドクラウンが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）パカパカファーム。戦績は、中央平地8戦0勝、地方36戦10勝2着8回。主な勝ち鞍は2010年の福山・高知連携円福寺シリーズ三戦(一般C6)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、パカパカファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、水戸富雄によって1,995万円で落札された。

高橋成忠厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

8月9日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

10月4日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

3歳（2009年）

1月17日、中9週で迎えた6戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のローズクオーツに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月7日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るイルトロヴァトーレを上がり0位の末脚で半馬身差し切って断トツの支持に応えた。

2月28日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず3着に敗れた。

3月22日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したベルエキップを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3月28日、連闘で迎えた10戦目は、3歳（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（4戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

4月4日、連闘で迎えた11戦目は、3歳（高知ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で赤岡修次騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のイルトロヴァトーレに5馬身の差をつけて制した。

5月15日、中5週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の黒潮皐月賞（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で赤岡修次騎手（6戦3勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

5月22日、連闘で迎えた13戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で赤岡修次騎手（7戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリュウポートに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月30日、連闘で迎えた14戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で赤岡修次騎手（8戦4勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシンカロンを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

6月5日、連闘で迎えた15戦目は、3歳（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で赤岡修次騎手（9戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したコスモダッシュを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

10月24日、約4か月半の休養明けで迎えた16戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた17戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（福島ダート2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は難波剛健騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

12月31日、中5週で迎えた19戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、頑張れ高知競馬特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったネヴァークラフトに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2010年）

1月9日、連闘で迎えた20戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般Eイ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

1月15日、連闘で迎えた21戦目は、茶霧湖特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた22戦目は、山下貴之騎手を鞍上に迎えて、かんば餅特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

2月5日、連闘で迎えた23戦目は、一般E2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴之騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るモダンバレエを次元の違う末脚で半馬身差し切って5勝目を奪取した。

2月26日、中2週で迎えた24戦目は、一般E1（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴之騎手（2戦1勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のヒトリューブンに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月13日、中1週で迎えた25戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般D5（高知ダート1400m 曇/重）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったブレイブワイズを3/4馬身捉え切れず2着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた26戦目は、一般D4（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のヒトリューブンをハナ差振り切って断然の支持に応えた。

4月18日、中2週で迎えた27戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、四国カルスト特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた28戦目は、福山・高知連携いろは丸シリーズ二戦（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月29日、中3週で迎えた29戦目は、福山・高知連携明光丸シリーズ一戦（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったリッカブレーブから6馬身差の2着となった。

6月12日、中1週で迎えた30戦目は、福山・高知連携明光丸シリーズ九戦（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のアラナミに1馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

6月27日、中1週で迎えた31戦目は、福山・高知連携円福寺シリーズ三戦（福山ダート1250m 曇/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（10戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のハマノバレンタインに半馬身の差をつけて優勝

7月4日、連闘で迎えた32戦目は、福山・高知連携円福寺シリーズ八戦（福山ダート1250m 曇/重）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月8日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、福山・高知連携よさこいシリーズ第一戦（福山ダート1250m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月11日、中4週で迎えた34戦目は、福山・高知連携勝海舟シリーズ三戦（福山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月11日、中3週で迎えた35戦目は、福山・高知連携お龍シリーズ三戦（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったホワイトイチから3/4馬身差の2着に敗北した。

10月23日、中1週で迎えた36戦目は、大月柏島大堂海岸特別（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は宮川実騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

10月30日、連闘で迎えた37戦目は、川島夫妻結婚記念特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

11月6日、連闘で迎えた38戦目は、福山・高知連携桝屋清右衛門シリーズ六戦（福山ダート1130m 晴/良）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（6戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた39戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた40戦目は、遠藤健太騎手を鞍上に迎えて、東洋町生見海岸特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のラッキーパズルに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月12日、連闘で迎えた41戦目は、勝馬メンコ特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で遠藤健太騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったネクストスターに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月19日、連闘で迎えた42戦目は、一般Bロ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で遠藤健太騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月25日、連闘で迎えた43戦目は、ついにやったぜよ特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で遠藤健太騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

5歳（2011年）

1月9日、中1週で迎えた44戦目は、岡崎準騎手を鞍上に迎えて、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。4着に敗れた。