エッセレンチ（2020年生、母メイショウスイヅキ）

エッセレンチ（2020年4月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「素晴らしい(ポルトガル語)」。毛色は鹿毛。種牡馬のシルバーステート（当時7歳）と交配したメイショウスイヅキが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は三嶋牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利(未勝利牝)。

経歴

デビュー前

蛯名正義厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

12月18日、デビュー戦は杉原誠人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は418kg。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったトゥルースにねじ伏せられてアタマ差の2着となった。

3歳（2023年）

1月9日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアフターグロウに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3月12日、中8週で迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラスの3歳1勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のニシノライコウに1馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

5月7日、中4週で迎えた5戦目は、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1400m 外回り雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（3戦2勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

7月15日、中9週で迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのかもめ島特別（函館芝1800m 小雨/重）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

10月29日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの国立特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、勝ったビジュノワールに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

11月19日、中2週で迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの3歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた9戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの3歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、5着に終わった。

4歳（2024年）

2月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

7月13日、約5か月の休み明けで迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの郡山特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に敗れた。

10月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの寺泊特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るメタルスピードをクビ差だけ差し切って久々に白星を挙げた。