ニシノライコウ（2020年生、母ニシノオマージュ）

ニシノライコウ（2020年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+雷光」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエイシンヒカリ（当時9歳）と交配したニシノオマージュが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は中山高鹿康。2023年のジュニアカップ(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

古賀慎明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

7月16日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 曇/重）に出走。馬体重は476kg。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

8月6日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた3戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、勝ったガルムキャットにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

10月15日、中5週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

11月12日、中3週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永野猛蔵騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のシャドウフューリーに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2023年）

1月5日、中7週で迎えた6戦目は、3歳オープンのジュニアカップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で永野猛蔵騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、勝ったクルゼイロドスルに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

2月19日、中5週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で永野猛蔵騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。先手を取る形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

4月1日、中5週で迎えた8戦目は、3歳1勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で永野猛蔵騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったエッセレンチにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

4月29日、中3週で迎えた9戦目は、3歳1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で永野猛蔵騎手（6戦1勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のシルトホルンをクビ差振り切って2勝目をつかんだ。

6月10日、中5週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの芦ノ湖特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で永野猛蔵騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

8月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの五頭連峰特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で永野猛蔵騎手（8戦2勝）。17頭立ての2番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、5着に終わった。

10月15日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの鷹巣山特別（東京芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で永野猛蔵騎手（9戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスタニングスターをクビ差振り切って優勝

11月19日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上3勝クラスの秋色ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で永野猛蔵騎手（10戦3勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

4歳（2024年）

1月28日、中9週で迎えた14戦目は、4歳以上3勝クラスの節分ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

2月24日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上3勝クラスの幕張ステークス（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったニシノスーベニアに詰め切れず、5馬身差の2着となった。