ワンダーフルリール（2014年生、母ワンダーレイズ）

ワンダーフルリール（2014年3月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋咲く（仏）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のヨハネスブルグ（当時15歳）と交配したワンダーレイズが19歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は帰山清貴。主な勝ち鞍は2018年の3歳以上C1-10。

経歴

デビュー前

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

7月31日、デビュー戦はD.バルジュー騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は390kg。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

9月25日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

3歳（2017年）

2月25日、約5か月の休養明けで馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた3戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に敗れた。

4月22日、中7週で迎えた4戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

7月30日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

9月23日、中7週で馬体重を前走から25kg増やして迎えた6戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 25（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、フットステップに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月9日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C2 21（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のルーズソックスに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月9日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、ルルマントウショウに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

11月23日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

12月5日、中1週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた10戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

4歳（2018年）

1月7日、中4週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた11戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた12戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

5月5日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 19（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2 18（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（4戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマナマナに1馬身1/4の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月9日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、エメラルドアイに3/4馬身交わされて2着となった。

6月24日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のルスカに1馬身半の差をつけて3勝目をマークした。

7月7日、中1週で迎えた17戦目は、半夏生特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（6戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた18戦目は、こと座特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（7戦3勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、ハツラツニッコウにハナ差交わされて2着に惜敗した。

8月11日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上C1-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（8戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C1-10（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C1-10（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（9戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマニエーテに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月23日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（10戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

10月20日、中3週で迎えた23戦目は、ムクドリ賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた24戦目は、PAO～N杯（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（11戦4勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。