トウカイインパクト（2004年生、母トウカイロータス）

トウカイインパクト（2004年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋強い印象」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスクワートルスクワート（当時6歳）と交配したトウカイロータスが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）福満牧場。戦績は、中央平地34戦2勝2着4回、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

松元省一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

11月25日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

12月17日、中2週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

3歳（2007年）

1月28日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

3月24日、中7週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

6月16日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマルブツグローリアに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

7月7日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

8月11日、中4週で迎えた9戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の久留米特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

9月16日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮したが、5着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（6戦1勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（7戦1勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて15着に敗れた。

11月25日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（8戦1勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では圧巻の末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

12月22日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（9戦1勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4歳（2008年）

1月20日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で幸英明騎手（10戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

2月24日、中4週で迎えた16戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 小雪/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したテンエイヤシャオーにアタマ差届かず2着に惜敗した。

3月9日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したシルクオルフェウスに半馬身届かず2着となった。

3月15日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のサンマルチーフに2馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

4月13日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の赤穂特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず9着に敗れた。

11月23日、約7か月半の休養明けで迎えた20戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

12月21日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋守騎手（4戦1勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

5歳（2009年）

1月10日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で石橋守騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したマサヤマトにクビ差届かず2着に甘んじた。

1月17日、連闘で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で石橋守騎手（6戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、伸びてきたダイシンサーベル決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

1月31日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で石橋守騎手（7戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月11日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた25戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で石橋守騎手（8戦1勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

10月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた26戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で石橋守騎手（9戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

10月18日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

6歳（2010年）

5月1日、約6か月半の休み明けで迎えた28戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（10戦1勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

6月26日、中7週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（11戦1勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず13着に終わった。

8月19日、中7週で迎えた30戦目は、ささゆり特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（12戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のハクシンフリーダムに1馬身半の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

10月3日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた31戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（13戦2勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

11月13日、中5週で迎えた32戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の円山特別（京都ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

12月26日、中5週で迎えた33戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（14戦2勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

7歳（2011年）

2月12日、中6週で迎えた34戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（15戦2勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

4月16日、中8週で迎えた35戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の開聞岳特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。