ヒロノエンペラー（2010年生、母ラヴリーベイリー）

ヒロノエンペラー（2010年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋皇帝」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時18歳）と交配したラヴリーベイリーが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠橋本牧場。戦績は、中央平地20戦2勝、地方23戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、新冠橋本牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、大石秀夫によって525万円で落札された。

庄野靖志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

12月22日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。馬体重は458kg。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のナガラセンプーに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2013年）

1月13日、中2週で迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

6月15日、約5か月の休養明けで迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

7月27日、中5週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に敗れた。

10月6日、中9週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた6戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

11月30日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

4歳（2014年）

1月12日、中5週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

5月17日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、5着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（6戦0勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

10月4日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、D.ペロヴィッチ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず12着に終わった。

10月12日、連闘で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（7戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（8戦0勝）。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月22日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（9戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を奪う形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトウケイウインに2馬身半の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

5歳（2015年）

4月19日、約5か月の休み明けで迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（10戦1勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤岡康太騎手（11戦1勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

11月29日、約7か月の休養明けで迎えた17戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤岡康太騎手（12戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

6歳（2016年）

2月7日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤岡康太騎手（13戦1勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

2月13日、連闘で迎えた19戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 雨/良）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

3月13日、中3週で迎えた20戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり15着に終わった。

4月20日、中4週で迎えた21戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、おとめ座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

5月20日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、薫風特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサクラシュトロームを半馬身差し切って久々に美酒を浴びた。

6月6日、中1週で迎えた23戦目は、ハッピーナイト賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き15着に敗れた。

7月11日、中4週で迎えた24戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、ミルキーウェイ賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく14着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた25戦目は、シーブリーズ賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（3戦1勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

9月1日、中3週で迎えた26戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、ファンタスティックナイト賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた27戦目は、ペルセウス賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた28戦目は、世界遺産登録記念たいとう特別（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柏木健宏騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた29戦目は、住めば、北区東京。賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柏木健宏騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた30戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般B3四（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた31戦目は、アルデバラン賞（大井ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は柏木健宏騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

12月29日、中3週で迎えた32戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、イヤーエンド賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

7歳（2017年）

1月25日、中3週で迎えた33戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた34戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

4月17日、中7週で迎えた35戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、震災復興子ども達に夢と笑顔を（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた36戦目は、盛岡さくらまつり賞（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村暁騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず4着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた37戦目は、前沢牛まつり賞（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木村暁騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びで驀進したが、伸びてきたロケットボール決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

5月28日、中1週で迎えた38戦目は、新食感!岩手・盛岡純米めん賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で木村暁騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のサインズストームに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月26日、中3週で迎えた39戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で木村暁騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた40戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で木村暁騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のミヤビリヴェールを半馬身振り切って制した。

8月6日、中1週で迎えた41戦目は、バラエティーミックス賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で木村暁騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

9月17日、中5週で迎えた42戦目は、南部杯カウントダウン22（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で木村暁騎手（7戦2勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

10月15日、中3週で迎えた43戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、CAFE403 三周年記念（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。