ニネンイーグミ（2021年生、母トーセンファースト）

ニネンイーグミ（2021年2月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「2年E組。運命の人に出会ったクラス」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエスポワールシチー（当時16歳）と交配したトーセンファーストが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は幌村牧場。主な勝ち鞍は2023年の2歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、幌村牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、藤本彰によって275万円で落札された。

渡瀬寛彰厩舎（兵庫）へ入厩。

2歳（2023年）

7月26日、デビュー戦は大山真吾騎手を鞍上に据えて、2歳（園田ダート820m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったクラウドノイズに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

8月24日、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアッパートライ（園田ダート1230m 曇/良）に出走。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

9月8日、2歳（園田ダート820m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のメンに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月5日、2歳（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、オルタンシアに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月9日、牝馬限定2歳1勝クラスのつわぶき賞（中京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦1勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

2023年12月12日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

3歳（2024年）

1月4日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、3歳（園田ダート1230m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に敗れた。

1月25日、中2週で迎えた7戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の兵庫クイーンセレクション（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた8戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の兵庫オーナーズ賞（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。