カムイフォレスト（2008年生、母コンゴウエンジェル）

カムイフォレスト（2008年4月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「神（アイヌ語）＋森」。毛色は栗毛。種牡馬のファンタスティックライト（当時12歳）と交配したコンゴウエンジェルが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤川ファーム。戦績は、中央平地13戦1勝2着2回、地方6戦0勝。主な勝ち鞍は2011年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、藤川ファームから「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

ローレルクラブにて総額800万円（4万×200口）で一口馬主が募集された。

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

7月17日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

7月24日、連闘で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

7月31日、連闘で迎えた3戦目は、D.ホワイト騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

10月30日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったオーラレガーレに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

11月13日、中1週で迎えた5戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた7戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったバライローに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

3歳（2011年）

1月8日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

1月22日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るビップセンノセンを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月14日、中2週で迎えた10戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では見せ場なく17着に終わった。

7月23日、約5か月半の休養明けで迎えた11戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい8着に終わった。

7月30日、連闘で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

9月3日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

10月17日、中5週で迎えた14戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、メープル特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

11月24日、中4週で迎えた15戦目は、須藤優騎手を鞍上に迎えて、神楽月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた16戦目は、烈風賞（船橋ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で須藤優騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた17戦目は、冬萌特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で須藤優騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

4歳（2012年）

1月7日、中1週で迎えた18戦目は、松の内特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で須藤優騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた19戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、水仙特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。