ビップセンノセン（2008年生、母エキゾーストタイム）

ビップセンノセン（2008年2月9日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋前に前に走るように」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアフリート（当時24歳）と交配したエキゾーストタイムが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は石原牧場。戦績は、中央平地21戦1勝2着2回、地方11戦0勝。主な勝ち鞍は2011年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、石原牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、サンバマウンテンファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、サンバマウンテンファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、鈴木邦英によって735万円で落札された。

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

8月14日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に終わった。

10月9日、中7週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着を確保した。

10月30日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で国分恭介騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、凄まじいハイペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで踏ん張ったが、ナムラドリーミーに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

3歳（2011年）

1月8日、中7週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で国分恭介騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた6戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カムイフォレストに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のヴィゴラスブレインに4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

4月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい18着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた9戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

8月14日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（5戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着を確保した。

8月21日、連闘で迎えた11戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に49kgの軽斤量で出走。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

9月4日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水口優也騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

12月3日、約3か月の休養明けで迎えた13戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた14戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

4歳（2012年）

1月14日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

2月5日、中2週で迎えた16戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

4月14日、中9週で迎えた17戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1150m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

5月13日、中3週で迎えた18戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

7月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

8月5日、連闘で迎えた20戦目は、3歳以上500万下の小郡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（6戦0勝）。17頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では決め手に欠いて16着に終わった。

9月2日、中3週で迎えた21戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く18着に終わった。

10月31日、中7週で迎えた22戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、近代競馬150周年記念（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず13着に敗れた。

12月4日、中4週で迎えた23戦目は、山本聡紀騎手を鞍上に迎えて、疾風スプリント（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

5歳（2013年）

1月9日、中4週で迎えた24戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、花信風スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

4月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた25戦目は、春風賞（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた26戦目は、スピカ賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた27戦目は、一般B3（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡紀騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

5月29日、中2週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた28戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、馬瀬川特別（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

7月10日、中5週で馬体重を前走からさらに24kg減らして迎えた29戦目は、松本幸祐騎手を鞍上に迎えて、そのたんカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた30戦目は、瀬沢宙騎手を鞍上に迎えて、ほうせんか賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた31戦目は、恐竜化石からウマれた丹波竜のちーたん特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で瀬沢宙騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

8月28日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、小谷周平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。