ピサノアルシオン（2001年生、母ステイトリースター）

ピサノアルシオン（2001年2月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋時計の名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のSkip Away（当時8歳）と交配したステイトリースターが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三嶋牧場。戦績は、中央平地12戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

8月1日、デビュー戦はD.ホワイト騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は512kg。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったシルキーパフュームに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月14日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でD.ホワイト騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、ミラクルレイザーに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

8月21日、連闘で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続でD.ホワイト騎手（2戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、アライブシチーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月28日、連闘で迎えた4戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握り、リードを2馬身以上キープして、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のバンジョーブルーに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月24日、中7週で迎えた5戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では一寸刻みに前との差を詰めて、最後は2着のアルファーワンをクビ差振り切って制した。

12月5日、中5週で迎えた6戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったカオリノーブルに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

12月25日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でO.ペリエ騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

4歳（2005年）

1月23日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のように急駛したが、勝ったヤマニンエアシップに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

2月6日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

2月19日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の大津特別（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

5月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg戻して迎えた11戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

5月15日、連闘で迎えた12戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。