タガノアストロジア（2004年生、母カガミアリス）

タガノアストロジア（2004年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋Ａｓｔｒｏｌｏｇｉａ（天文学）からの造語」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキンググローリアス（当時18歳）と交配したカガミアリスが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は酒井源市。戦績は、中央平地2戦0勝、地方13戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上C3二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、酒井源市から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、八木良司によって535.5万円で落札された。

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

12月24日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

3歳（2007年）

1月30日、中4週で迎えた2戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップオレンジ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月21日、中2週で迎えた3戦目は、3歳戦の書写山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

4月11日、中6週で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の六甲山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサラバンドを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

4月21日、中0週で迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

6月14日、中7週で迎えた6戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳F1二（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったモエレステイジに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月28日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた7戦目は、3歳F1二（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

10月23日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から23kg戻して迎えた8戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D3一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のアースオーシャンを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

11月8日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C6二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のフサイチサルサに5馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

11月29日、中2週で迎えた10戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

4歳（2008年）

1月30日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上C4一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は下原理騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったインペラトルに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月20日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた12戦目は、4歳以上C4一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C4一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったディテスタを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

3月25日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のヴィゼに3馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

4月15日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（6戦3勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。