テンリーテンション（1987年生、母テンリアンサー）

テンリーテンション（1987年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーアテンシヨン（当時9歳）と交配したテンリアンサーが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）近藤牧場。戦績は、中央平地31戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1991年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

渡辺栄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1990年）

1月27日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のギャラントフィギャに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月25日、中1週で迎えた3戦目は、4歳500万下のゆきやなぎ賞（阪神芝2000m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

3月25日、中3週で迎えた4戦目は、4歳500万下（阪神ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下の君子蘭賞（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で角田晃一騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入った。

4月29日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下の端午賞（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で角田晃一騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた7戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のカンキオーを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

11月3日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上900万下の北大路特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（6戦1勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

11月11日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の御陵特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（7戦1勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた10戦目は、W.カーソン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’90ゴールデンサドルトロフィー（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

4歳（1991年）

2月3日、中8週で迎えた11戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の山城特別（京都ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（8戦1勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の渥美特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（9戦1勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた14戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の庄内川特別（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の宇多野特別（京都芝2400m 外回り雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は角田晃一騎手（10戦1勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。端に立ち、リードを5馬身以上キープして、若干速いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の乙訓特別（京都芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は塩村克己騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に終わった。

4月28日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、佐伯清久騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の悠久山特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

5月4日、連闘で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の朝日岳特別（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は角田晃一騎手（11戦1勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

6月22日、中6週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の寒狭川特別（中京芝2500m 雨/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（12戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月3日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（13戦1勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

8月11日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（14戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で角田晃一騎手（15戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したデビュタントを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

9月15日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で角田晃一騎手（16戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月12日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で角田晃一騎手（17戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

10月19日、連闘で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で角田晃一騎手（18戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では次元の違う末脚を弾けさせて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のアヤパワーに1馬身1/4の差をつけて久々に勝利を挙げた。

11月16日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で角田晃一騎手（19戦2勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

11月24日、連闘で迎えた27戦目は、河北通騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（20戦2勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

12月14日、連闘で迎えた29戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では矢のような伸び脚で急追したが、抜け出したバンブールミエールを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着となった。

5歳（1992年）

1月12日、中3週で迎えた30戦目は、5歳以上900万下の稲荷特別（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は角田晃一騎手（21戦2勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に敗れた。

1月25日、中1週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の若水賞（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（22戦2勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。