ワイルドバンパイア（2000年生、母フェアリーユキ）

ワイルドバンパイア（2000年2月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「野性的な吸血鬼」。毛色は鹿毛。種牡馬のトニービン（当時17歳）と交配したフェアリーユキが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地12戦0勝、中央障害1戦0勝、地方18戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の一般C18。

経歴

デビュー前

作田誠二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

4月12日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/稍重）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

6月15日、中2週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。17頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

7月19日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

8月6日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の天王山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

4歳（2004年）

6月15日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた7戦目は、古泉悟騎手を鞍上に迎えて、一般C22（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のシアトルスリルに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

6月29日、中1週で迎えた8戦目は、一般C18（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古泉悟騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のジェンツシュレックに8馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

7月6日、連闘で迎えた9戦目は、一般C13（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古泉悟騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったワタリプリティからアタマ差の2着に甘んじた。

9月5日、中8週で迎えた10戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

10月3日、中3週で迎えた11戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

12月25日、中8週で迎えた13戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

5歳（2005年）

1月29日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた15戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 曇/重）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

4月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた17戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 小雨/良）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。11着に終わった。

7月5日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、一般C14（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は古泉悟騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のコクラソダチに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月26日、中2週で迎えた19戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、一般C7（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のワンダーモガミに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

8月23日、中3週で迎えた20戦目は、一般C4（荒尾ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は古泉悟騎手（4戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月21日、中3週で迎えた21戦目は、松島慧騎手を鞍上に迎えて、一般C6（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた22戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、一般C6（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた23戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、一般C8（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月16日、中3週で迎えた24戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、一般C8（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた25戦目は、一般C10（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩永千明騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6歳（2006年）

1月2日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、一般C6（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩永千明騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

1月25日、中2週で馬体重を前走から21kg絞って迎えた27戦目は、一般C6（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩永千明騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月14日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた28戦目は、一般C8（荒尾ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は古泉悟騎手（5戦3勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月8日、中2週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた29戦目は、一般C8（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩永千明騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた30戦目は、一般C10（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩永千明騎手（5戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のスナークルンビニーをクビ差制して制した。

4月18日、中3週で迎えた31戦目は、一般C6（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩永千明騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。