ビッグバリー（1996年生、母ホクセイサファイヤ）

ビッグバリー（1996年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時9歳）と交配したホクセイサファイヤが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）田淵牧場。戦績は、中央平地33戦1勝2着5回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は1998年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

中尾正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

11月15日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のアランダに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

12月12日、中3週で迎えた2戦目は、3歳500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

12月20日、連闘で迎えた3戦目は、3歳500万下のさざんか賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（2戦1勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

3歳（1999年）

1月6日、中1週で迎えた4戦目は、常石勝義騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の白梅賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で常石勝義騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下の寒桜賞（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で常石勝義騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた7戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は常石勝義騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、勝ったドラゴンマンボにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

3月20日、中1週で迎えた9戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で常石勝義騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた10戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた11戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は常石勝義騎手（5戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた12戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

6月6日、中3週で迎えた13戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のロベリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい最後はオースミトニスターと並んで7着同着となった。

7月4日、中3週で迎えた14戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のアベリア賞（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったガッツフィニッシュに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

7月24日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の若戸特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宝来城多郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の九重特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で宝来城多郎騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で宝来城多郎騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。

12月19日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は常石勝義騎手（6戦0勝）。18頭立ての18番人気で17番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

4歳（2000年）

1月5日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で常石勝義騎手（7戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

1月16日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で常石勝義騎手（8戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたスズノウイング決め手に屈して半馬身差の2着となった。

1月30日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で常石勝義騎手（9戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

2月5日、連闘で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で常石勝義騎手（10戦0勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で常石勝義騎手（11戦0勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた25戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で常石勝義騎手（12戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

3月12日、連闘で迎えた26戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（5戦0勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったヘイセイフウジンにねじ伏せられてハナ差の2着となった。

3月19日、連闘で迎えた27戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、メイショウノブシに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月22日、中4週で迎えた28戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（6戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では閃光のような末脚を披露したが、3着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた29戦目は、万代特別（新潟(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（7戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月4日、中4週で迎えた30戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は常石勝義騎手（13戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた31戦目は、5歳以上500万下（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（8戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

12月9日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は常石勝義騎手（14戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で常石勝義騎手（15戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

5歳（2001年）

1月5日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で常石勝義騎手（16戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

1月16日、中1週で迎えた35戦目は、名古屋チャレンジカップディアナ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で常石勝義騎手（17戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。