オースミトニスター（1996年生、母コランデアガール）

オースミトニスター（1996年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトニービン（当時13歳）と交配したコランデアガールが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地28戦2勝2着2回、地方12戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2001年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

武邦彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

4月25日、デビュー戦は山田泰誠騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。馬体重は488kg。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のバンブーウタヒメに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月23日、中3週で迎えた2戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた3戦目は、4歳500万下のロベリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず最後はビッグバリーと並んで7着同着となった。

7月11日、中4週で迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の胡蝶蘭賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

10月10日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず17着に終わった。

11月7日、中3週で迎えた6戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の逢坂山特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい18着に終わった。

12月5日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は山田泰誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の甘木特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（2戦1勝）。18頭立ての12番人気で大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では余力が残っておらず17着に終わった。

4歳（2000年）

5月3日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、万代特別（新潟(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月27日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

6月18日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で千田輝彦騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるような伸びを見せたが、勝ったアドマイヤショウリにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

7月16日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で千田輝彦騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた14戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1700m 小雨/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

5歳（2001年）

1月27日、約5か月半の休養明けで迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は山田泰誠騎手（3戦1勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

2月6日、中0週で迎えた17戦目は、名古屋チャレンジカップアキレス賞（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったビワクリスから3/4馬身差の2着となった。

2月21日、中1週で迎えた18戦目は、名古屋チャレンジカップヘラクレス賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた19戦目は、名古屋チャレンジカッププロメテウス賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月22日、中6週で迎えた20戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

5月12日、連闘で迎えた22戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

6月26日、中5週で迎えた23戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップアポロ賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のナムラマームードを半馬身振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

7月28日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下の日向特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

8月18日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた26戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で金折知則騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で金折知則騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

9月23日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で金折知則騎手（5戦1勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

10月20日、中3週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下の鳥海山特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で金折知則騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で金折知則騎手（7戦1勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったオパキャマラードに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

11月18日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で金折知則騎手（8戦1勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は山田泰誠騎手（5戦1勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（9戦1勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

6歳（2002年）

6月6日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた34戦目は、三野孝徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るミヤジクーガーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて久々の実戦を制した。

7歳（2003年）

1月21日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg戻して迎えた35戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三野孝徳騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

1月30日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた36戦目は、宝塚特別（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で三野孝徳騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

2月11日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた37戦目は、4歳以上B3（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で三野孝徳騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

2月26日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた38戦目は、静御前特別（姫路ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で三野孝徳騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エリモストロングに交わされて1馬身半差の2着となった。

3月12日、中1週で迎えた39戦目は、神姫バス杯（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で三野孝徳騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

4月2日、中2週で迎えた40戦目は、アサヒスーパードライカップ（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で三野孝徳騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。