フェブストーリー（2008年生、母ハナチルサト）

フェブストーリー（2008年3月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋物語」。毛色は栗毛。種牡馬のリンカーン（当時8歳）と交配したハナチルサトが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は神垣道弘。戦績は、中央平地6戦0勝、地方30戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2011年の3歳C1。

経歴

デビュー前

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

7月24日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

8月14日、連闘で迎えた3戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

3歳（2011年）

3月26日、約6か月半の休み明けで迎えた6戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

4月26日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた7戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

5月10日、中1週で迎えた8戦目は、3歳C1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂本和也騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ワイララヴに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月24日、中1週で迎えた9戦目は、3歳C1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂本和也騎手（2戦0勝）。5頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のモエレオーロラに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月14日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳B（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂本和也騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

7月6日、中2週で迎えた11戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は坂本和也騎手（4戦1勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本和也騎手（5戦1勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂本和也騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したペプチドパラスに半馬身届かず2着となった。

9月8日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂本和也騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキングスクワートを半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

9月20日、中1週で迎えた16戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るチアズイーガーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて3勝目を挙げた。

10月4日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂本和也騎手（8戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂本和也騎手（9戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のプリティベベに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月9日、中2週で迎えた19戦目は、加古川くつした特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂本和也騎手（10戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったカウンセラーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月22日、中1週で迎えた20戦目は、田能特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂本和也騎手（11戦3勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月23日、中3週で迎えた21戦目は、菊正宗特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂本和也騎手（12戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

4歳（2012年）

1月4日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂本和也騎手（13戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したヤマトロードにハナ差届かず2着に甘んじた。

1月19日、中1週で迎えた23戦目は、おうばい賞（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で坂本和也騎手（14戦3勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

3月8日、中6週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた24戦目は、とさみずき賞（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で坂本和也騎手（15戦3勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

4月11日、中4週で迎えた25戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、なのはな賞（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

10月26日、約6か月半の休み明けで迎えた26戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた27戦目は、ひいらぎ賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

11月21日、中1週で迎えた28戦目は、こすもす賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた29戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は大山真吾騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

5歳（2013年）

1月16日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた32戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松平幸秀騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は大山真吾騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

2月28日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

3月13日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は松平幸秀騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。