タイガーバッハ（2000年生、母ハミングダンサー）

タイガーバッハ（2000年3月19日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「トラ＋小川（独：冠名）」。毛色は栗毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時8歳）と交配したハミングダンサーが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地27戦2勝2着1回、地方12戦1勝。主な勝ち鞍は2003年の美唄特別(500万下)。

経歴

デビュー前

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

11月3日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦したが、3着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた2戦目は、2歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天授の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3歳（2003年）

1月12日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のフルーツマシンをクビ差振り切って初白星を挙げた。

3月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（3戦1勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた5戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（4戦1勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

5月24日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

9月7日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（6戦1勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の美唄特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（7戦1勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のジョウノデイリーを半馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

9月28日、連闘で迎えた10戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の北斗賞（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、極端なスローペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（8戦2勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい14着に終わった。

12月27日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は横山賀一騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

4歳（2004年）

1月5日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に敗れた。

5月9日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

6月19日、中5週で迎えた15戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 雨/良）に出走。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

6月27日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

7月25日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

8月28日、中4週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（9戦2勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた19戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は伊藤直人騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。先手を取り、リードを2馬身以上保って、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤直人騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、ダイヤモンドスターにクビ差交わされて2着に惜敗した。

11月6日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤直人騎手（5戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

12月5日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤直人騎手（6戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

5歳（2005年）

1月5日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で伊藤直人騎手（7戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、壮絶なハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

1月16日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で伊藤直人騎手（8戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で伊藤直人騎手（9戦0勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

10月31日、約9か月の休み明けで迎えた28戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、ハロウィン賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた29戦目は、紅葉賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた30戦目は、ターコイズ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

6歳（2006年）

1月6日、中3週で迎えた31戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、お年玉特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るダンツアラジを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

1月11日、連闘で迎えた32戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の初春特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月9日、中3週で迎えた33戦目は、ハンデ戦の一般B2 B3（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた34戦目は、フェブラリースター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

3月9日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた35戦目は、ハンデ戦の一般B2 B3（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

3月17日、連闘で馬体重を前走から5kg絞って迎えた36戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、ブラッドストーン特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

3月24日、連闘で迎えた37戦目は、スターロード賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた38戦目は、ハンデ戦の爽春特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた39戦目は、一般B2二（浦和ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。